Anker Nebula Prizm II [家電]
またプロジェクター買ってしまいました。
【購入のきっかけ】
同社製のNebula Apolloを既に購入しておりほぼ満足していたのですが、唯一気になっていたのが「画面の粗さ」でした。
元々パネル解像度が低い上に、メーカーが公式にサポートしている100インチを大きく超える135インチのサイズになる投影距離で使っているので仕方ないのですが、その為「嗚呼上位機種にしておけば良かったかなあ」などとアマゾンのサイトをその後も眺めていました。
そんな中、標題機種を発見しました。Nebula Apolloと違いモバイル用途を称してない普通の据置型プロジェクターですのでサイズは大きく設置場所に難儀しそうでしたが、価格が29800円でパネル解像度がフルHDだったので「流石に解像度が4倍になったら綺麗になるのでは……」と考えました。
短期間に似たような機器をまた買うという愚を考えはしましたが、最終的には買ってしまいました。
【写真】
外箱はこんな感じです
開梱するとこんな具合。
同梱物はこんな具合で、リモコン・ACアダプタとなっています。右下は同梱物ではなく、サイズ比較のために置いたNebula Apolloです。
本機が「嗚呼普通サイズのプロジェクターだな」と分かるかと思います。
端子類はこんな具合です。
左から、電源・USB・HDMI・アナログオーディオ出力、となっています。
家庭用電源駆動専用というところと、アナログオーディオ出力があるのがNebula Apolloとの違いとなっています。
設置はこんな感じとなりました。Nebula Apollo同様キッチンカウンターの端に置いています。
底面には天井などにマウントするための金具をとりつけるネジ穴はあるようですが、Nebula Apolloと違い三脚穴はなく、一般的なプロジェクターにある映写角度を変える可変の「足」があるのみです。
以下、主にNebula Apolloとの比較メインで書いていきます。
【本体サイズ等】
据置型のプロジェクターとしては、特殊なものを除けば特にサイズが大きなものではないようです。更に解像度が高い4Kパネル搭載の高価な機種なんかだと10kgを越えるようなものもあるようです。
但しNebula Apolloと較べると、先の写真の通りとにかく大きく重いです。
【冷却ファンのノイズ】
「Nebula Apolloより大きなファンを積むのだから、ひょっとするとらPCみたく静かになるのでは」などと思っていましたが違いました。
Nebula Apolloと較べると音自体が大きいです。また、本体を各種端子のある側から見て、左から吸気し右から排気となっているので設置場所はちょっと考える必要があります。
また時間が経つと排気はしっかり温度が上がってきますので、夏場などはエアコンの利用など考える必要があるかもしれません。
【画面の明るさ】
公称値はNebula Apolloと同じですが、実際使ってみても同じような印象でした。
よって近い距離で画面サイズを小さく使う場合はもうちょっと変わってくるかもしれませんが、Nebula Apollo同様、基本は夜専用と考えた方が良いでしょう。
【画質について】
設置場所は結局Nebula Apollo同様「キッチンカウンターの端」となりましたので、画面サイズ・投影距離共に全く同じとなりました。(135インチ程度・4m)
設置・投影後すぐは「違うか?」などと思ったのですが、較べると明らかに違いました。
画面サイズ的に無茶をしているだけに投影先となっている壁のごく近くまで寄るとやはり「ドット」は感じられるのですが、Nebula Apolloと同じ距離だとやはり細かいですし、通常自分が視聴する距離であればドット感はなく、映像内に文字の表示(ドラマやアニメ等のスタッフ表記など)がある場合、明らかにくっきりと見やすくなりました。
画質についての調整項目はNebula Apolloより少なくなっており「標準」「鮮やか」くらいしかありません。後者の方が明るく感じられましたが、映像によっては白トビ(!)するので基本は標準で使っています。
また、Nebula Apolloと違い台形歪みの調整含め全て手動となっています。
フォーカスはレンズまわりにあるリングを回転させて手動で合わせますが、リングの回転が硬めなので、そこはNebula Apolloと真逆な感じです。(Nebula Apolloはダイヤルを回すのですが、すごくユルイです)
【内蔵スピーカー】
内蔵スピーカーの音質は高音質とは言えませんが、Nebula Apolloと違い本体サイズが大きくなっているだけあって「普通に使える」レベルでした。
Nebula Apolloと違いAndoroid搭載ではなく、結果Bluetooth接続機能はありません。有線で繋ぐか、そうでなければBluetooth接続をするためのトランスミッターかその機能を有した機器を繋げる必要があります。
【操作性】
Nebula Apolloのそれは「リモコン操作に対して僅かな遅れはあれど慣れれば普通に使える」感じでしたが、本機のソレは明らかに反応が遅れる感じであり、あまりよろしくありません。
ただ、Nebula Apolloと違いAndoroidを搭載していてアプリが使えてwi-fiも積んでて……「ではない」ので実際は大きな問題にはならないかと思います。
難を感じる事があるとすれば、初期設定として画面投影の調整をする際くらいかと思います。
【その他気づいた点】
・電源オン→メニュー画面表示(映写)までにかかる時間はNebula Apolloほどはやくありません。というか比較すると遅いです。ただ何分もかかるといったものではありませんので、実用上大きな問題ないかと思います。
・USB端子はNebula Apollo同様、動画ファイルなどをいれて挿せば再生できます。UIまわりがもっさりだったのでNebula Apollo同様ビットレートの高い動画は再生できないかと思っていましたが、Nebula Apolloでは映像は止まってしまい音声しか流れないような動画でもなんと再生できました。
但し、続けて何本も動画を再生していると再生ができなくなったりする場面はありました。その場合は一旦再生を止めて動画ファイルの選択画面に戻ればまた復帰していましたが、Nebula Apollo同様「軽く使う」程度のものかと思います。
・HDMI入力の映像信号を自動検出してくれるのはNebula Apollo同様でしたが、反応は少し遅いように感じました。
自分が映写環境としてはかなり無理のある設置位置で使っている事と、Nebula Apolloに比して解像度がしっかり高いのもあって、画面中央部分がクッキリするようにフォーカスを調整すると、画面右上がボケボケとなってしまいました。上記の写真でもボケているのが分かるかと思いますが、中央部のフォーカスを「少し甘め」にする事で「右上のボケも少しマシになる」加減をして使っています。
壁やスクリーンに対して真正面或いは少し左右にズレてる程度の位置に設置すれば問題はないかと思いますが、無茶をするとこうなるという事でご参考まで。
といったところで。
映像ソースをプロジェクター本体と別に用意する必要がある「普通のプロジェクター」ですので、先に購入したNebula Apolloやそれと同じモバイル用途のシリーズほどの「気軽さ」はありません。
基本的に「常設できる場所を確保できる」のが前提の機種と考えた方がいいかと思いますが、そこに問題がなければまずまず良いものかと思います。
個人的には満足していますので、大画面で映画などを楽しみたい時に使っていこうと思います。
Nebula Apolloをどうするか、ですがこちらは予備機として使ったり、他の部屋で使ったり、といった事になるかと思います。
【購入のきっかけ】
同社製のNebula Apolloを既に購入しておりほぼ満足していたのですが、唯一気になっていたのが「画面の粗さ」でした。
元々パネル解像度が低い上に、メーカーが公式にサポートしている100インチを大きく超える135インチのサイズになる投影距離で使っているので仕方ないのですが、その為「嗚呼上位機種にしておけば良かったかなあ」などとアマゾンのサイトをその後も眺めていました。
そんな中、標題機種を発見しました。Nebula Apolloと違いモバイル用途を称してない普通の据置型プロジェクターですのでサイズは大きく設置場所に難儀しそうでしたが、価格が29800円でパネル解像度がフルHDだったので「流石に解像度が4倍になったら綺麗になるのでは……」と考えました。
短期間に似たような機器をまた買うという愚を考えはしましたが、最終的には買ってしまいました。
【写真】
外箱はこんな感じです
開梱するとこんな具合。
同梱物はこんな具合で、リモコン・ACアダプタとなっています。右下は同梱物ではなく、サイズ比較のために置いたNebula Apolloです。
本機が「嗚呼普通サイズのプロジェクターだな」と分かるかと思います。
端子類はこんな具合です。
左から、電源・USB・HDMI・アナログオーディオ出力、となっています。
家庭用電源駆動専用というところと、アナログオーディオ出力があるのがNebula Apolloとの違いとなっています。
設置はこんな感じとなりました。Nebula Apollo同様キッチンカウンターの端に置いています。
底面には天井などにマウントするための金具をとりつけるネジ穴はあるようですが、Nebula Apolloと違い三脚穴はなく、一般的なプロジェクターにある映写角度を変える可変の「足」があるのみです。
以下、主にNebula Apolloとの比較メインで書いていきます。
【本体サイズ等】
据置型のプロジェクターとしては、特殊なものを除けば特にサイズが大きなものではないようです。更に解像度が高い4Kパネル搭載の高価な機種なんかだと10kgを越えるようなものもあるようです。
但しNebula Apolloと較べると、先の写真の通りとにかく大きく重いです。
【冷却ファンのノイズ】
「Nebula Apolloより大きなファンを積むのだから、ひょっとするとらPCみたく静かになるのでは」などと思っていましたが違いました。
Nebula Apolloと較べると音自体が大きいです。また、本体を各種端子のある側から見て、左から吸気し右から排気となっているので設置場所はちょっと考える必要があります。
また時間が経つと排気はしっかり温度が上がってきますので、夏場などはエアコンの利用など考える必要があるかもしれません。
【画面の明るさ】
公称値はNebula Apolloと同じですが、実際使ってみても同じような印象でした。
よって近い距離で画面サイズを小さく使う場合はもうちょっと変わってくるかもしれませんが、Nebula Apollo同様、基本は夜専用と考えた方が良いでしょう。
【画質について】
設置場所は結局Nebula Apollo同様「キッチンカウンターの端」となりましたので、画面サイズ・投影距離共に全く同じとなりました。(135インチ程度・4m)
設置・投影後すぐは「違うか?」などと思ったのですが、較べると明らかに違いました。
画面サイズ的に無茶をしているだけに投影先となっている壁のごく近くまで寄るとやはり「ドット」は感じられるのですが、Nebula Apolloと同じ距離だとやはり細かいですし、通常自分が視聴する距離であればドット感はなく、映像内に文字の表示(ドラマやアニメ等のスタッフ表記など)がある場合、明らかにくっきりと見やすくなりました。
画質についての調整項目はNebula Apolloより少なくなっており「標準」「鮮やか」くらいしかありません。後者の方が明るく感じられましたが、映像によっては白トビ(!)するので基本は標準で使っています。
また、Nebula Apolloと違い台形歪みの調整含め全て手動となっています。
フォーカスはレンズまわりにあるリングを回転させて手動で合わせますが、リングの回転が硬めなので、そこはNebula Apolloと真逆な感じです。(Nebula Apolloはダイヤルを回すのですが、すごくユルイです)
【内蔵スピーカー】
内蔵スピーカーの音質は高音質とは言えませんが、Nebula Apolloと違い本体サイズが大きくなっているだけあって「普通に使える」レベルでした。
Nebula Apolloと違いAndoroid搭載ではなく、結果Bluetooth接続機能はありません。有線で繋ぐか、そうでなければBluetooth接続をするためのトランスミッターかその機能を有した機器を繋げる必要があります。
【操作性】
Nebula Apolloのそれは「リモコン操作に対して僅かな遅れはあれど慣れれば普通に使える」感じでしたが、本機のソレは明らかに反応が遅れる感じであり、あまりよろしくありません。
ただ、Nebula Apolloと違いAndoroidを搭載していてアプリが使えてwi-fiも積んでて……「ではない」ので実際は大きな問題にはならないかと思います。
難を感じる事があるとすれば、初期設定として画面投影の調整をする際くらいかと思います。
【その他気づいた点】
・電源オン→メニュー画面表示(映写)までにかかる時間はNebula Apolloほどはやくありません。というか比較すると遅いです。ただ何分もかかるといったものではありませんので、実用上大きな問題ないかと思います。
・USB端子はNebula Apollo同様、動画ファイルなどをいれて挿せば再生できます。UIまわりがもっさりだったのでNebula Apollo同様ビットレートの高い動画は再生できないかと思っていましたが、Nebula Apolloでは映像は止まってしまい音声しか流れないような動画でもなんと再生できました。
但し、続けて何本も動画を再生していると再生ができなくなったりする場面はありました。その場合は一旦再生を止めて動画ファイルの選択画面に戻ればまた復帰していましたが、Nebula Apollo同様「軽く使う」程度のものかと思います。
・HDMI入力の映像信号を自動検出してくれるのはNebula Apollo同様でしたが、反応は少し遅いように感じました。
自分が映写環境としてはかなり無理のある設置位置で使っている事と、Nebula Apolloに比して解像度がしっかり高いのもあって、画面中央部分がクッキリするようにフォーカスを調整すると、画面右上がボケボケとなってしまいました。上記の写真でもボケているのが分かるかと思いますが、中央部のフォーカスを「少し甘め」にする事で「右上のボケも少しマシになる」加減をして使っています。
壁やスクリーンに対して真正面或いは少し左右にズレてる程度の位置に設置すれば問題はないかと思いますが、無茶をするとこうなるという事でご参考まで。
といったところで。
映像ソースをプロジェクター本体と別に用意する必要がある「普通のプロジェクター」ですので、先に購入したNebula Apolloやそれと同じモバイル用途のシリーズほどの「気軽さ」はありません。
基本的に「常設できる場所を確保できる」のが前提の機種と考えた方がいいかと思いますが、そこに問題がなければまずまず良いものかと思います。
個人的には満足していますので、大画面で映画などを楽しみたい時に使っていこうと思います。
Nebula Apolloをどうするか、ですがこちらは予備機として使ったり、他の部屋で使ったり、といった事になるかと思います。
2019-12-14 23:37
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