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Anker Nebula Apollo [家電]

楽しい!!

【購入のきっかけ】
プロジェクターそのものにはかなり前から興味はあったのですが、設置場所・価格・想定される使用頻度などから長らく手を出さすにいました。

今回、Aamaon.co.jpで大型のBluetooth接続スピーカーを見ていた際に、たまたま目に付いた事がきっかけとなり、結果「前から興味のあったものを買うほうが楽しめるんじゃ」との考えから想定外の購入となりました。

【機種選定】
タイミングとしてはちょうど先月末のAamaon.co.jpのセール期間中で、同社製モバイルプロジェクターのうち最も安価な機種が大幅に価格を下げていたようでした。
ですが何しろ「たまたま」見かけたという流れでしたので既にその機種はセール価格では売り切れ、毎度の転売屋価格となっていました。

そのため同社製の他機種をいくつかチェックし、価格的に前述のBT接続スピーカーと似たような価格であった表題機種を選ぶ流れとなりました。

【写真】

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本体の箱はこんな感じ。バッテリー駆動が可能な本機ですが、長時間映画等を見る際の事を考え、ACアダプタでの給電のため長めのテーブルタップも同時に購入しました。

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これは同時購入ではありませんが、後にPS4を繋いでみたくなり、5mと長いHDMIケーブルも買い足しました。
またその後、テレビと本機を使い分ける際にいちいちHDMIケーブルを抜き差しする必要がないようHDMIの切換器も購入しています。

IMG_0516.jpg

「毎回使うたびに設置しなおすのは面倒」というところから、設置場所は割とアッサリ決まりました。
キッチンカウンターの隅にコンデジ用の卓上三脚を使い、画面の上下方向への角度や傾きをある程度調整しています。
また電源についてもキッチンカウンター脇にコンセントがありますのでそこからとっています。また前述の長いHDMIケーブルでPS4(が繋がれているサウンドバー)に接続しています。

以下、実際に使ってみて感じた事などです。

【本体サイズ等】
本体は「モバイルプロジェクター」という事で350ml飲料缶程度の非常にコンパクトなサイズに仕上がっているわけですが、このコンパクトさは一般家庭で使うに際してかなりプラスになると感じました。
通常サイズのプロジェクターですと、多くの場合「それ用の場所を用意」する必要がでてきます。常設となると一般家庭ではかなり厳しい事になるところですが、本機くらいにコンパクトですと常設可能な場所が見つかる可能性は上がります。拙宅の場合はそれがちょうどキッチンカウンターの隅だったわけです。

【冷却ファンのノイズ】
プロジェクターは光源部分が非常に熱を持つため結構なファンノイズが発生します。本機も冷却用のファンを内蔵しており状況に応じて回転数が変わります。
自分が入手前に最も気がかりだったのはこの部分でした。本体サイズが小さいので当然冷却用のファンも小さいものとなり、そうなると高回転で耳につきがちな高い音のファンノイズになるのでは……と想像したからです。
結果としてはファンノイズは相応にありはするのですが「ノートPCで大きな負荷がかかった時」程度の音でしたので、個人的には「まあこれくらいなら」と許容範囲でした。
気になる場合は別途Bluetooth接続でノイズキャンセリングヘッドホン(イヤホン)などを使う事にしています。

【画面の明るさ】
プロジェクターとしてはかなり暗い方のようですが、夜に部屋の照明を落とせば問題ないです。
後述しますが、拙宅では本機をメーカー推奨より長い距離映写面より離して使っているのもあり、リビングのシーリングライトを消し、ダイニングのシーリングライトを一番暗い照度でつけた状態で「リビング側の壁に映写した画面が、見えなくはないけどかなり見えづらいので使おうとは思えない」といった感じです。また拙宅LDKは天井まである掃き出し窓があるのですが、昼間はカーテンを閉めていても無理です。

映写先が本機より近い距離で画面サイズを小さく使う場合はもうちょっと変わってくるかもしれませんが、基本的には夜専用と考えた方が良いでしょう。
また夜ですと今度は室内での映像の光が外から見えますのでしっかりカーテンも閉めて、という使い方が基本になるかと思います。

【画質について】
そもそもがフルのつかないHD解像度をさらに下回るものですので、精細高画質、というものではありません。それでも映写距離が短ければそれなりにくっきりと綺麗に感じました。
ただ拙宅では常設できる場所の問題から、映写先の壁までは4m超、実測値からの計算で画面サイズは135インチ(!)といった環境で使っていますので画質はよくはありません。ピントをきっちり合わせても、もっと近い距離で映写した時のような「クッキリ感」はありませんし、2m少々の距離まで画面に近づくと「ドットとドットの隙間」も認識できます。

ただ個人的にはそこまでは近づかない事と、粗め・ユルめなそんな画質であっても映画やアニメなら十分楽しめると感じていますのでそのまま使っています。
試みに映写する壁面をダイニング側でもっと近い距離にしてみたりもしましたが、その場合当然ながら画面サイズは小さくなり、結果として「若干綺麗になるけど、それよりも画面の大きさだなあ」という事で135インチのままで使っています。

【内蔵スピーカーとBluetooth接続】
内蔵スピーカーの音質ですが、正直よくないです。ただ、そもそもがコンパクトなサイズにプロジェクターとしての機能+αが詰まっているので仕方ないかと思います。
本機はラインアウト端子等はないのですが、Bluetooth接続のイヤホンヘッドホンやスピーカーがを繋ぐ事が可能です。
ただしBT接続を利用した場合でも、あまり音は良くないように感じました。コーデックが高音質なそれに対応していない事と、本機のオーディオ周りの仕様のせいかと思われますが、それでも内蔵スピーカーよりはずっと良いので基本的にはそういった機器を使うのが良いかと思います。
また内蔵スピーカーは再生ソースによっては最小音量が大きすぎて夜遅くの利用が厳しい、という事もありました。

【操作性】
本機の操作は付属のリモコン・本機上面のタッチパネル・Android・iOS用のリモコンアプリ、の何れかで操作しますが、一番操作がスムースなのはアプリ利用だと感じました。ただ、本機上面のタッチパネルは慣れれば「本機単独で完結する」という良さもありますので実は一番使っています。

【AndroidOS搭載】
AndroidOS搭載ですが、GooglePlayStoreは非対応(メーカー独自ストアを搭載)の為、使えるアプリがかなり限られています。
標準ではホーム画面に「アマゾンプライムビデオ」「YouTube」「Netflix」のショートカットが置かれており、初回のインストール後は普通に使えますので、それらの動画配信サービスだけで事足りる方には問題ありません。
が、他の動画配信サービスが使いたい場合、イレギュラーな方法でインストールを行うか、或いはそれもできない可能性がありますので留意が必要かと思います。

個人的にはAndroidのそれらのアプリが使える事によって「本機単独で映像視聴が完結する」部分は良いと感じています。
なお、当たり前ですがwi-fi接続環境が必須となります。

【その他気づいた点】
映像の再生は、
1)動画配信サービスでの再生
2)USBフラッシュメモリを接続してのローカルファイル再生・本機内蔵ストレージにコピーしたファイルの再生
3)HDMI入力端子に他機器(ゲーム機やHDDレコーダー等々)を接続しての再生
となっています。
1)は特段に問題なかったのですが、他はちょっと問題や留意の必要な部分がありました。
2)については、本機の(Android端末としての)性能がそんなに高くないようで、ビットレートの高い映像ファイルを再生しようとすると映像が止まり音声しか再生できない……といった事がありました。
3)についてはHDMI経由の映像入力そのものは問題なかったのですが、問題になったのが音声の扱いでした。1)や2)の場合は利用できた、Bluetooth接続でのイヤホンヘッドホンやスピーカー利用ができない、といいのがそれです。
普通にHDMIケーブルを接続しての外部ソース利用だと、本機の内蔵スピーカーしか使えない……というのは個人的には実用上かなり厳しいかと思います。

拙宅の場合はPS4その他の機器を本機に接続する際に間にサウンドバーが噛んでいますので、そこからの出力が可能ですし、PS4では既にBT接続トランスミッターを使っていましたので、そちらからも音声の出力が可能であり、問題となりませんでした。
しかしそういった環境が既にない場合、本機内蔵スピーカーを使うか新たな出費が必要となりますので、ここは注意が必要かと思います。

【その他実際使ってみての率直な感想】
入手から1週間ほど経っていますが、実はほぼ毎日何かしらの映像を本機で見ていたりします。
前述のような拙宅環境の問題から画面の粗さ等はあるのですが、それと引き換えにリビングの壁面ほぼ全てが画面、というのは映像を見る上で楽しいですし非常に魅力的です。
想像以上に拙宅環境では「楽しく使える」状態となっているので価格も含め不満はありませんし「価格は高くなるけど画面解像度がもうちょっと高い上位機種でも良かったかも……」とすら感じています。


といったところで。

本体仕様からくる制限がある一方で、そのコンパクトさと「wi-fi接続環境と電源がとれれば、基本オールインワンで映像が楽しめる」というのは一般家庭向けのプロジェクターとしてはなかなかに使い勝手の良いものかと思います。

使用環境と目的を踏まえた上で購入するのであれば、なかなかに良い一品かと思います。気になられた方は、きっちりと下調べをされた上で、是非。


 

 

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