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Nature Remo mini [家電]

勢いで購入。でも楽しい。

先のエントリでとりあげた空気清浄機でテンションが上がったのか「テレビのコントロールを何とかしたいなあ」「でも(HDMI経由のコントロールに対応する為に)テレビ買い替えるのもなあ」と思っていたところ偶々12月に新機種が出るとかで値段の下がっていた旧機種(にいずれなる)のうち、廉価版の標題機種を注文してしまいました。

標題「mini」のつかない機種との違いは内蔵しているセンサー類の違いが基本で、本機が「温度センサー」のみなのに対し、上位機種はさらに加えて「湿度」「明度」「人感」の3種のセンサーが内蔵されるようです。
ただそちらを買うのであれば、wi-fiの安定性が向上しているらしい後継機種を買った方が良いと思ったのと、自分の環境では動作のトリガーとして「湿度」「明度」「人感」はそもそも必要ないなと判断したので、価格的に安くサイズも小さい標題機種を選びました。

IMG_1028.jpg IMG_1029.jpg

箱はこんな感じです。

IMG_1030.jpg

本体以外の同梱物は電源をとるためのUSBケーブル・説明書とシンプルです。上位機種はこれに加えてUSB接続のACアダプタがつくようです。


ひとまずキッチンカウンターの上に仮置きして設定しました。

設定そのものは専用アプリをダウンロードしユーザー登録した上で後は画面の指示に従うだけ、というわけでこの種の機器を触った事がある人なら何も問題ないところですが、wi-fi設定くらいはできる方でないと戸惑うところはあるかもしれません。wi-fiは例によって2.4GHz帯のみの対応のようです。

本機は専用アプリを使いwi-fi接続された本体をクラウド経由でコントロールし内蔵の赤外線リモコンで各種機器をコントロールする、というのが主な機能となります。
で、本機と上記アプリやクラウドサービスのみを利用する場合、上位機種であればトリガーとして「温度」「湿度」「明度」「人感」センサーが使え、本機の場合は「温度」センサーのみが使える、というものとなります。

また本機は赤外線センサーを積んだ各種家電なんかの赤外線を記憶できるプログラマブルリモコンでもあります。ですので、センサーをトリガーとする動作設定をアプリでせずとも、単にスマホとアプリを使って単純なリモコンとして使う事もできます。

赤外線の記憶はエアコンの場合はたいてい電源ボタンの赤外線を記憶させるだけでメーカーが認識され、基本的なボタンがアプリ上でコントロールできるようになります。
拙宅の古いダイキン製エアコンの場合「電源」「運転モード」「風量」「温度設定」がさくっと登録されて非常に楽でした。

ただそういった感じに楽に済むのはエアコンだけで、他の機器の場合は基本的に「使いたいボタンを1つずつ登録」する必要があります。

自分の場合はテレビについて「電源」「外部入力切替」「チャンネルボタン(12個)」を1つずつ記憶させました。
また拙宅環境ではテレビ音声はヤマハ製サウンドバーから出力している為、当初目的の「テレビをコントロール」する為に加えてその「電源」「入力切替」「音量アップ」「音量ダウン」も記憶させました。

あとは「折角だし」という事でリビング・ダイニングのシーリングライトリモコンそれぞれの「オン」「オフ」ボタンも記憶させました。


次に、本機のクラウドサービスとGoogleアシスタント、さらにIFTTTを連携させた上で細々と設定する事によって「OK Google」のウェイクワードの後に


「テレビつけて」:テレビとサウンドバーの電源をオン
「テレビ消して」:テレビとサウンドバーの電源をオフ
「電気つけて」:リビングとダイニングのシーリングライトを点灯
「電気消して」:リビングとダイニングのシーリングライトを消灯

といった事をできるようにしました。

その他先のエントリで取り上げた物理ボタンであるflicを使ってコントロールできるようにしたり、単にテレビを視聴可能状態にするだけでなく、さらに入力を切り替えてChormecastUltra経由でYouTubeを再生できるように……などと考えていますが現状はまだやっていません。

そもそもこういうのが好きな自分なので試行錯誤しつつ設定できましたが、それなりに面倒ではあるので、本機内蔵の各種センサーやアプリの機能(と提供されてるクラウドサービス)を使ってできる範疇を超えた事をしたいとなると、「お好きな方」でないと厳しいのは他のIoTな機器同様です。


設定はそんなところで。実際使ってみての感想としては

・コンパクトでシンプルなデザインなので、壁面に設置してケーブルの処理をすれば目立たなくて好印象

・設置場所さえ考慮すれば結構広い範囲まで赤外線が飛ぶようなので、一部屋内で多くの機器をコントロールする事が可能

・提供アプリ+内蔵センサーのみでも可能な「センサー類をトリガーとしての各種機器の動作」目的でない場合、1アクションで複数機器が動くようにしないとわざわざ本機を導入した『旨味』が感じづらい

といったところでした。

最後の一つはあくまで個人的な印象ですが、内蔵若しくは外部のIFTTT対応センサーなんかをトリガーとした「自動運転」的な使い方ではなく、音声入力やボタンなどによって能動的に機器を動かす場合、複数処理をしてくれるような設定をしないと「その機器付属のリモコン使った方が楽だしはやい」となるので本機をわざわざ購入する実利的な部分はないかなあ、というところです。(未来ぽくて楽しい、とかはまあ別ですが)


最後に。
音声入力での上記コントロールが案外「便利」だと感じられたので、設置場所をきっちり決める事としました。本機は上位機種と違いある程度の長さの出っ張りがある画鋲などにひっかけて壁掛けができますので、そのようにする事にしました。

IMG_1031.jpg

一応抜いた後の穴が目立たない(らしい)画鋲を購入しました。

IMG_1032.jpg

LDK内の「シーリングライト2基(リビングダイニングにそれぞれ1台」「テレビ・サウンドバー(ダイニングの隅に設置)」「エアコン(リビング隅の天井近くに設置)」の全てに本機の赤外線が届き、かつ電源をとりやすいキッチンカウンター上の壁に設置しました。

ケーブルは仮設置ですが、より長いケーブルを注文済みなので、もっと目立たないでケーブルを這わす事のできるコンセントより電源がとれるようにする予定です。


といったところで。
基本的に本機の魅力を最大限に活かすとなると、各種サービスとの連携設定や動作の細かい設定をする必要があります。

ですが「スマホのGPS連動で自宅に近づく・離れる、した際に機器のオンオフをする」「温度をトリガーにしてエアコンを動かす」だけなら本機(アプリ)設定のみで可能ですし、さらにトリガーとなるものとして「明るさ」「人の検知」が欲しければ上位機種(か後継機種)を選べばそれも本機(アプリ)の設定のみで可能ですので、この種の機器としてはそこまでハードルが高くない割に色々できる機器かと思います。

ですので「ひとまずは本機の設定だけで既存の家電を使ってIoTらしい事をしてみたい」「それが気にいれば、さらに自分で(IFTTTその他色々と)調べて、より色々やってみたい」という方の最初の1台としては、すっきりコンパクトなデザインもあり、なかなか良いかと思います。

自分としては、おいおい細かな事について調べて、既存の家電類を「より楽に・便利に扱う」べく使っていきたいと思います。




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