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Blueair Sense+ Polar White [家電]

「お好きな方」向け。

新機種の発表・発売に伴いガッツリ価格の下がっていた標題空気清浄機について、買おうかどうか迷っているうちに価格が元の高価なものに戻ってしまい、代償行為ぽく同社製の別機種であるBlue Pure 411を購入した、というのが先のエントリに書いた内容でした。

で今回。また価格が上がった(戻った)ので見送った標題機種について、アマゾンのポイントが5000円ほど入ってきたので結局買ってしまった、という話です。

ただ、償行為ぽく購入したにも関わらずBlue Pure 411はなかなか出来のよいものだったので「一人部屋等のそんなに広くない部屋で使う空気清浄機としてはなかなかおすすめできる」ものでしたが、今回の標題機種については冒頭にも一言書いたように、実際手にしてみるとそれとは真逆の製品だと感じられました。


以下、ひとまずは短所と長所をざっくり並べますが、短所の方が多い(強い)ので、実用途のみで空気清浄機を探している方には向かないという感じでしょうか。
なお短所については基本的に国内大手メーカー製の製品と比して、になります。また自分は以下に挙げた短所について把握した上で購入していますので、個人的にはそこへの文句や不満はありません。


×短所
・価格に比して基本性能や機能が弱い
まず価格に比して風量が小さく、適用床面積が狭いです。また機能面では国内メーカー製品の多くが普通に搭載している、ホコリや臭いを検知するセンサーを利用した自動運転に対応してないというのも比較すると辛いところです。
なお別売りのセンサーを利用し設定をすれば自動運転自体は可能となりますが、さらに2万円超の費用が必要となりますのでやはり比較すると厳しいところでしょう。

・見た目優先のデザインと本体重量からくる扱いにくさ
スチール製で強度がある上に天板にガラスを利用した本体は見た目のサイズに比して重く、フィルター等込みで11kgもあります。
また見た目優先で本体側面にドア等を設けていないデザインの為、フィルターの交換は重い本体をそっと横倒したうえで引き出す必要がある、という普通の空気清浄機よりやりづらいものとなっています。


○長所
・デザイン(見た目)が非常に綺麗
好みの問題はありますが、使い勝手部分を犠牲にしてまでスチール製本体の「継ぎ目」をほぼなくし、吸気口・排気口のスリットすらデザインした外観は綺麗です。
また天板部分は強化ガラスを埋めこみ、物理スイッチではなく天板に手をかざす事により風量の切替ができるようにしているので完全にフラットなデザインとなっておりこれまた美しい部分です。

本体色は渋めの「赤・青・緑」に加えて黒・グレー・そして自分の購入した白とたくさんあり、好みに応じて或いは用途に応じて選べるというのも良いです。
見た目が綺麗ですので、空気清浄機ではあまりない本体色を選んで少し目につく場所に設置してもいいですし、自分のように目立たない事を優先して壁紙と同じ白を選ぶのもありです。


△長所にも短所にもなる点
・24時間稼働、6か月で交換となるフィルター仕様
本体の吸気口まわりにつく埃などは掃除機で吸い取る必要がありますが、内部のフィルターは基本的に掃除の必要はなく、その代わり24時間稼働させた場合6ヶ月で交換となります。
「24時間稼働・6か月交換」は同社製の空気清浄機全てに共通した仕様ですが、これは「手入れが楽」「性能を維持できる」という点では長所ですが「フィルターの費用が嵩む」という点では短所となります。

・IoT家電である
wi-fiに対応し、同社提供のアプリとクラウドサービスを利用する事により、本体だと風量の調節(及び電源オンオフ)しかできないところ、曜日や時間を設定してのタイマー動作など細かい設定が可能となります。
また同じく同社製の外部空気センサーであるAwareと連動する事により自動運転が可能になりますし、IFTTT対応ですので、設定を自分で行えば他機器からのコントロールなども可能となります。
そういった事が好きな方には面白いですし使える家電になりますがが、そういった事に疎いもしくは興味がない方にとっては、wi-fiの設定ひとつとっても面倒な家電となります。


……といった具合です。
「長所にも短所にもなる部分」が全て自分には長所となっており、その上で短所となる部分は分かった上で購入していますので自分としては別段の不満はありません(重さはちょっと参りましたが)。
が、例えば普通に「花粉症なので空気洗浄機が欲しい」といった方には価格や使い勝手の面から、大手メーカー製の空気清浄機を購入した上でカタログ記載よりも頻繁にフィルターを交換するといった方が良いかと思われます。


とまあ普段と違い結論を先に書いた上で、以下は毎度の開封・設定の流れについて書きます。以下、写真とキャプチャ多めです。

IMG_1017.jpg

外箱はこんな感じでなかなか大きいです。

IMG_1019.jpg

毎度のマトリョーシカ方式です。

IMG_1020.jpg

箱はこんな具合。裏面にはwi-fi対応などが謳われています。

IMG_1021.jpg

最初の写真で並べていたBlueair Blue Pure 221同様、緩衝材は上向きの本体を引き出しずらいかたちのものとなっています。
また本機は11kgと重いので、非力かつ身長の低い自分の場合、箱を横倒しにして引き出すしかありませんでした。

IMG_1022.jpg

底面には電源ケーブルが直付けとなっています。

IMG_1023.jpg

同梱物はこんな具合で説明書・保証書・アプリのダウンロードを促す紙などまでは普通ですが、強化ガラス製の天板をふき取る為のシートが付いているのが特徴的です。

IMG_1024.jpg

ひとまず電源もいれず仮置きしました。
移動が困難なのは目に見えていたので、予め購入していたキャスター付きの台に載せています。

IMG_1026.jpg

裏面はこんな具合です。美しさ優先にするなら完全にフラットにすべきですが、流石に重さの問題を考えてか手を引っ掛ける窪みがあります。またよくネット上の商業記事では「継ぎ目がない本体」とされていますが、ご覧のとおり背面部分には二箇所継ぎ目があります。

sense_cap001.png sense_cap013.png

以下、実際のアプリの設定の流れを説明するためにキャプチャをとったのですが、キャプチャの枚数が13枚とロクでもない枚数になったので割愛します。(最初と最後の画面のみ載せてます)
なおざっくりした手順としては

1)スマホにアプリをダウンロードし、2.4GHz帯の無線LANに接続

2)画面の指示に従い、sense+本体を操作

3)画面の指示に従い、wi-fiネットワークのパスワードを入力、sense+の接続を待つ

4)画面の指示に従い一度sense+をリセット、その後sense+がwi-fiアクセスポイントとなるので、スマホの接続先をそちらに変更した上でアプリに戻り操作続行

5)再度wi-fiアクセスポイントのパスワードを求められるので入力、しばし待つ

6)(恐らく)入力したパスワードがsense+にも設定されて設定完了

となります。この手の設定に慣れていれば「まあよくあるノリだな」と思えますが、割と設定完了までのステップ数が多いので、慣れていない方にはハードルが高いかもしれません。

IMG_1025.jpg

仮置き場所で設定完了しました。動作中を示すブルーのLEDが点灯していますが、これの明るさやオンオフはアプリから変更できます。


さて実際手にしてみてなのですが、まず動作時の騒音については以下のように感じられました。

・最少風量時
静かな環境だと動作しているのは分かりますが、空調機器がごく静かに動いているといった感じの音なので多くの方があまり気にならないレベルかと思います。ただ、設置環境にもよりますが、静かな環境に於いては一部ネット上で見かけたような無音に近い、というのはちょっと違うかと思います。
自分の場合は少々神経質ですので「寝室に置くなら寝るときに頭の位置から遠く話した足元より向こうに置く」といったところです。

・中間風量時
それなりに動作音は上がりますが、国内大手メーカー製の空気清浄機と比較しても特に五月蠅いとは感じられませんでした。騒音ではありますが、テレビを見るといった事をしているのでなければ、同じ部屋にいても苦痛に感じないような音でした。

・最大風量時
流石に動作音はかなり大きくなりますが、これも中間風量時同様、国内大手メーカー製のそれと比較しても似たようなものかと思います。
大半の空気清浄機でそうですが、最大風量は「ここぞ」という時(帰宅直後に花粉を除去したい等)に使うものなので問題にはならないと感じられました。


次に本体についてですが、覚悟はしていましたがやはり「重さ」が厳しいです。
一応持ち上げる際に使える凹みは本体背面にありますが、片手で持ちあげる事になりますので「ちょっと位置を動かす」程度ならいいのですが「設置場所とその周辺に掃除機かけるので思いっきり別の場所に移動する」とかだとなかなかしんどいです。ですので自分は写真にもあるように、初手からキャスター付きの台に載せています。

IMG_1027.jpg

最後に余談ですが、同じくIoTな機器であるflic(リンク先はITmedia記事)を自分は入手しましたので、IFTTT経由で操作できるように設定しました。
これは設置場所を「部屋の隅のソファーの裏側」といった場所にした場合に本機を直接操作するのが面倒になるのと、アプリでの操作は結構面倒だという事をHueで経験していたからです。


といったところで。
長くなりましたが個人的には「重さは想像以上にキツかったけどもまあ他はいい感じ」というところでした。
ただ繰り返しになりますが、人にすすめるとなると価格や諸々の仕様の面から「デザインとioT家電というところが気に入った方はどうぞ」というところになります。

ともあれ、拙宅に於いては10年越えの空気清浄機2台を近々引退させる予定ですので、それらのリプレイスとして活躍してもらおうと思います。




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