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SUREFIRE Titan Plus [ライトとか]

久方ぶりのLEDフラッシュライト購入。


何故にこんなものを買ったのかといえばそれは気の迷いでしかないのだが、きっかけはあった。

元々二度も大きな地震に遭遇した自分は、その経験(と趣味)から小型のLEDフラッシュライトを常に携帯している。

一つは標題と同じSUREFIRE製のコレ、さらにバックアップ(!)として単4型乾電池を使うコレなどを持ち歩いていた。で当たり前だが何の問題もなかった。

ところが数日前。
実家にて母上が「懐中電灯の電池が切れたので欲しい」と言い出した。その手には見るからに適当な中華製くさい小型のLEDライトが。
砲弾型LEDを5つ積んでたので恐らくそんなに「もち」の良く無いものだったのだろう。
特殊な電池なのではという事を聞かれたので確認すると、LR44×4のよくあるタイプであった。「普通のボタン電池だ」と伝えると電池は父上が出かけた際に買うのでいいが、出かけるのに1つ欲しいなあという趣旨の事を言ったので、鞄の中にあった前述2本のうちサイズの近い単4型乾電池を使う1本を渡した。

次の日。外出は特に問題なく済んだようだが、今度は中華ライトの方をちょっと見て欲しいと言われた。確認すると、5灯のうち1灯しか点灯しない状態であった。
完全に分解するまではやらなかったが軽く見てみると、砲弾型LEDの「足」部分がなんのパーツもなく単純にボタン電池に接触するだけというロクでもないつくりであった。衝撃でも加わって接触が悪くなったか……よくある類のものといえばそうだが、あまりに雑な作りだったので、前日に渡していたものをそのまま使えばいいと言ったところ「これはちょっと重い」と文句が……

確かに渡したそれは先に書いたリンク先を見てもらうと分かるように、無駄にアルミ合金ではない金属使ったりしてるので重いといえば重いものだ。がそれ以上にテキトーな中華製のライトが外装もかなりテキトーなものだったので軽かったのだろう。

とりあえずあげたものが個人的に品質に満足してなかったのもあり「まあそういう事なら、値段ほどほどでもっと軽い、単四型乾電池1本のものをプレゼントしてもよかろー」という事で探す事にした。


OLIGHT i3E EOS


リンク先はメーカー公式だが、探した(見つけた)のはアマゾン(日本)で、価格は1400円。同社製のライトは以前別のものを買ってなかなか品質が良かった事と、非常に軽い(電池抜きの本体だけだと9g程度)だったのでコレなら問題なかろうと選んだ。黒は女性が持つには無骨だろうが、綺麗な仕上がりのシルバーはルーメン数が高く電池のもちが少し悪いようだったので、赤を。因みに届いたもの見るとメーカーや販売サイトにあるような「普通の赤」とはかなり違う色合いだったが、まあそれはそれ。


さて。


ここまでが余談。でこういった感じに単4型乾電池1本で動く小型のLEDフラッシュライトを探していたところ、標題にもあるそれが目についた、と。
実は標題のそれは随分前にも目について「やばい欲しい」とはなったのだが「まあ、絶対必要じゃあないし高いしなあ……」と見送っていたのだった。が今回あれこれ調べているうちに、久々に「LEDフラッシュライト欲」に火がついてしまった、と。
で。

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今回選んだのは国内正規品の価格があまりに高かったので、初めて並行輸入品となった。細かな傷等は見られるが、これはこういうもの(=日本の製品ではないヨ)なので細かい事を気にしてはいけないというのは御約束であろう。
また現行品は写真にあるソレと違い、テール部にランヤード等を通す為の樹脂製部品が付属していないらしいので、自分の手元に届いたのはマイナーチェンジ前の製品という事になる。
あと念の為に書くが、名称に「TITAN」とあるが本体はチタン製でもなんでもなく真鍮にニッケルメッキなので、チタンマニアの方はご注意のほどを。


スペックだけ見てサイズや重さ等はあまり考えず注文したところ、写真にもあるように届いたものは「単4型乾電池1本で動くもの」にしてはかなり大き目であった。重さも同様だが、本体の金属部分は肉厚でいかに強度がありそうであり同社っぽいものではあった。
また付属の電池はなんとeneloop proでありここらも一味違うという感じだが、連続点灯時間等々考えての事だろう。


昔もそうだがいまいちうまく比較写真がとれないので「言葉」での表現となってしまうが、肝心の明るさはどうだったのか。閉め切って暗くした室内で、2.5m程先の壁に照射してみた。

結論から言うと、まあ明るい。少なくとも単4乾電池1本で使える小型のLEDフラッシュライトとしては随一だろう。

同社製らしく公称のルーメン値に大きくサバを読まないというのもあってか、先ほど挙げたこれまで使っていたものと比較しても明るい。それのハイモード(公称96メーン)は過去記事でも書いたようにまあかなりサバよんだものなので、今回購入のこの製品のミドルモード同等より下という感じであり、ハイモードでは明らかにこちらの方が上だ。

では手元にある同社製のE2D(CR123A×2仕様でハイモード200ルーメンの旧型)と比較すると……中心部の明るさはE2Dの方が上である。当たり前だが集光レンズを使っていない所謂拡散型である事が大きい。用途的にタクティカルライトでもなんでもないので、これは妥当な結果だろう。
さらに先に挙げた同社製のE1B(CR123A×1仕様でハイモード公称80ルーメンの旧型)との比較だと……ハイモードだと中心部の明るさはこちらの方が上だった。また純正ビームシェーパーを付けた場合、ミドルモードとの比較で若干だがE1Bの方が明るい、という感じだったのでやはりサバ読みはないようだ。

なにはともあれ、肝心なのはパンチのあるCR123Aなどではなく、そこらで購入できる単4型の電池を使ってこの明るさ、という事だ。やはり凄まじい事に変わりはない。値段も凄まじいが。

ハイモードでの「チラつき」があるという話だったが、これについてはごく短時間使った感じでは気にならなかった。気になったのは、基本堅牢ではあるし個体差の可能性もあるが、ヘッド部分への斜め向きに「折る」ような力を加えた場合、ゆるめ具合が浅いと点灯してしまう場合があったところだろうか。きっちりゆるめておけば問題ないが、素早い点灯を目的に最低限のゆるめ具合だと鞄やポケットの中で点灯してしまう可能性がありそうだ。

なお、ハイモードだと至近距離ならタクティカルライト的な使い方もできそうに思える明るさだが、実際には点灯モードを記憶してくれない上にスタートはローモードからなので、緊急時にその用途で使えるとは思わない方が無難だろう。


個人的には久方ぶりにテンション上がる「なくても困らない買物」であった。お好きな方は価格に納得いくなら是非。
とはいえ価格だけでなくその重さなんかもあるので、あくまで実用第一のものを求められる普通の(=変態な趣味の持ち主でない)方には、母上にプレゼントしたOLIGHT製のそちらをおすすめしておきたい。


 

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