beats studio buds購入

買ってしまったよ。

---------------------------

〇目次〇

・購入動機

・開封

・大きさ重さ

・使用感

・まとめ

---------------------------


※以下で「音」について書かれている箇所はあくまで一個人かつ素人の主観の入った感想であり、さらに管理人は加齢で高い音が聞こえにくくなってきています。ですので「こういう考えもある」程度にお読みください。

・購入動機
発売の話が出たタイミング、また実際に日本でも発売され早々に入手された方の記事などは見ていましたが、「AirPodsProあるしなあ」で特に気にしていませんでした。
しかし、在庫が各所で復活し、特にアマゾンにて早々に値引き（1600円程度）されていた事、加えてどうも評判か芳しくない様子が気になり、ふらっと入手してしまいました。


・開封

外箱は非常にコンパクトです。本体色は「ホワイト・ブラック・レッド」の3色があり、AirPodsProと被らないようにというのと「らしい」というので今回はレッドを選びました。外箱に印刷されている写真は本体色に合わせてかわるようです。

同梱品はこんな具合です。本体（充電ケース内に内蔵）＋充電用に両端USBtypeCの短いケーブル・本体色同色の交換用イヤーチップ（本体にMサイズ、交換用にLとS）＋各種書類＋AppleMusic無料体験コード、となっています。


・大きさ重さ

充電ケースをAirPodsProと並べるとこんな具合です。

開いてイヤホン本体がこんな具合。AirPodsProと違い長いノズル状の部分がないので、コンパクトです。


充電ケースのサイズはAirPodsProより一回り大きいですが、鞄にいれて持ち歩くといった使い方なら大差ないので問題ないというところです。また重さも同様です。



・使用感
使用感については、似たような製品をAirPodsProしか持っていない自分ですので、それとの比較がメインとなります。また基本はiOS端末を利用しましたが、今回Android端末用のアプリがあるという事なのでRakuten miniなどひっぱりだしてきてアプリを試したりもしました。

まず音質についてですが、到着直後で慣らしが進んでない状況で、という前提でAirPodsProとは一聴して誰でも違いが分かる感じでした。

毎度の事ながら音質を言葉で表現するのは難しいところですが、AirPodsProが「どんなソースでも多くの人が心地よいと思える音、最大公約数な良い音」なのに対して「基本性能が落ちた上でソースも選ぶ」といったところでしょうか。

既に多量のレビュー記事や動画があがっていますが、それらでよく言われているような「低域と高域がもちあがっている」というのが基本で、但しソースによっては逆にボーカル含む中域が目立つ、と感じられました。

またAirPodsProに較べて何故かボリュームが全体的に小さいです。スマホ等端末本体のボリュームスライダをAirPodsProの時より上げてやらないと同程度の音量となりませんでした。

あれこれ聞いて自分が感じた印象をまとめると、AirPodsProに比して「響きを重視せず粗削りでストレートな音。細かい表現を楽しむよりは勢い重視な音。全体的に音場は狭く、特にボーカルの帯域は近めに感じる音」といったところでしょうか。

AirPodsProとは全く違う音なので「使い分け」ができる反面「なんでもだいたい（それなりに）いい音で聞ける」というAirPodsProと較べるとクセがあり、しっくりくる音源が限られるという印象でした。
また音場の狭さや後述する仕様の違いなどから、映画を楽しむといった場合はAirPodsProの方が向いているなとも感じられました。

その他AirPodsProと較べて気付いた点について箇条書きで列挙します。

・遮音性
イヤーチップが若干AirPodsProのソレより硬めなのと本体形状の違い等もあってか「ノイズキャンセリングオフ」でもAirPodsProより遮音性は高く感じられました。


・ノイズキャンセリング
AirPodsProに比して効きが少々弱く感じられました。低いノイズや声の帯域についてはAirPodsProの方が上手く処理できているようです。自分のように「自宅内でより静寂を」といった使い方なら大差ないところですが、電車内等だとAirPodsProの方が良さそうです。また、イヤーチップの違い含め装着時の密閉度がAirPodsProより高いせいか、歩行時のショックはより多く感じられました。


・外部音取り込みモード
自分としては、ノイズキャンセリングよりもAirPodsProと比較した場合の落差が感じられました。
まず、最近のノイズキャンセリング機能等搭載のイヤホンやヘッドホンには珍しく、ホワイトノイズ様の「サー」というノイズが目立ちます。
喧騒な屋外かつ音楽を流す状況ならそこまで気にならないかもしれませんが、AirPodsProを静かな室内で使う事が多い自分からするとかなり気になりました。

また以前に較べるといつの段階でのアップデートからかはハッキリ言えない（恐らくAirPodsMax登場あたりからかと思っています）ですが、購入直後より少々不自然さが増したと感じているAirPodsProのソレよりも「マイクを通して聞いてるこもった感」が感じられますし、細かい音を拾うのは不得手に感じられました。
自分は本機の外部音取り込みモードはほとんど使わない運用になりそうです。


・空間オーディオ対応
AppleMusicのソレには対応していますが、ジャイロセンサーを搭載していない為、ヘッドトラッキング（首を振っても音の聞こえてくる位置が固定される）には対応しません。ただ相応に音の広がりはステレオのみ対応の音源よりは感じられます。

個人的に残念だったのは、その他の空間オーディオ、AppleTVや非公式で少し前から対応となったNetflixなんかのそれに対応していないところです。
恐らく対応していたとしても音場の広さはAirPodsProの方が広いのでそちらの方が映画向きかとは思いますが、どんな違いがあるか試してみたかったのでちょっと残念ではあります。


・ワイヤレス充電非対応＆typeC端子搭載
個人的には対応してくれた方が嬉しかったのですが、反面ワイヤード充電時の端子がtypeCとなっていますので、これについてはtypeC端子対応の機器が身の回りにどんどん増えている状況なのでありがたいところです。
lightning端子が必要な機器ももちろん手元にはあるのですが、現状AirPodsMaxとiPod touchのみとなっています。（iPhone2台については基本ワイヤレス充電しか使わない為）


・Android対応
typeC端子搭載に加え、Android用のアプリが提供されている事、またAndroid6以降で位置情報の設定許可をする等すれば、iOS端末同様の「1タップでペアリング」に対応していたりAirPodsProよりもAndroid対応が考えられています。


・iOS端末対応
H1チップ非搭載であったりといった仕様の違いから、「1台の端末と1タップでペアリングすれば、iCloud経由で同じAppleIDが設定された他端末にもペアリングされる」とか「イヤホン本体を1つ耳から外せば一時停止、2つ外せば停止。再度つければ再生再開」といった地味ですが使い勝手のよい機能はありません。


・その他
耳への装着や充電ケースに収納する際の向きについて、慣れないうちはAirPodsProより戸惑う事が多かったですが、何度か使っているうちに慣れる程度の違いでした。

　

間に合わせでサード製（ノーブランド品？）のTPU製カバーを装着しました。現状AirPodsProのように「全面完全保護」タイプの商品がないので、当分コレでいこうと考えています


・まとめ
AirPodsProと較べると価格差があるので、H1チップ非搭載含めオミットされた機能が多々あります。また音づくりがかなり違いますので、最大公約数的な音を求める方には不向きです。
その反面、AirPodsProと比較した場合の価格の安さや、AirPodsProよりAndroid端末対応が考えられているといったメリットもあります。

ただ、昔と違って現在はTWSなイヤホンについては各社からかなりの商品が発売されており、本機程度の価格を出すのなら選択肢もかなり多くなっています。
ですので、AppleMusicの空間オーディオ対応が欲しい若しくはbeatsブランドやそのデザインが欲しい、といった方でなければ価格を重視される場合は他メーカー製品もきっちり検討された方がよいかと思います。

またAirPodsProと迷ってる方に対しては、予算が許すなら諸々ツブシのきくAirPodsProの方が個人的にはおすすめです。ただAirPodsProについては「そろそろ後継機種が出るのでは」という話もありますので、もうちょっと待つ、というのもアリでしょう。

自分としては「曲によって使い分け」といった感じで使っていくつもりです。