SSブログ

SONY SRS-HG10 [オーディオ]

まーたBT接続スピーカー。

※以下で「音」について書かれている箇所はあくまで一個人かつ素人の主観の入った感想であり、さらに管理人は加齢で高い音が聞こえにくくなってきています。ですので「こういう考えもある」程度にお読みください。

そもそも発端は、たまたま見かけたimpressの記事でした。

ソニー、攻めの「XB」Bluetoothスピーカー。非対称ユニットの威力は!?

で、光るスピーカーとして記事で取り上げられていたSRS-XB43がまた欲しくなったわけです。「おー」と思ったのは記事で評価が良かったのもありましたが、本体色によってはアマゾンでちょうど2万円くらいだったから、というのもありました。

が。

ちょいとテンション上がりながら注文したものの、取り寄せ状態でありすぐに出荷されるものではありませんでした。加えてその後他のネット通販サイトをいくつか覗いたところ、どうやら人気があるようで次の出荷はだいぶ先(9月とか)とあり……「エー」と思っていたところにこれまた偶然標題機種をアマゾンで見つけました。

実売価格的には本体色にもよりますが、転売業者扱いでなければSRS-XB43と似たような価格。本体サイズがだいぶ違う(SRS-XB43の2Lペットボトル程度に対し500mlペットボトル程度)とかそもそも光らないとか色々と違いはあったのですが、決め手となったのは本機がwi-fi接続にも対応しているというところでした。

過去に所持していた諸々のBluetooth接続対応スピーカーでの話ですが、Bluetooth接続はそれ単体で聞いている分にはだんだん気にならなくなるものの、wi-fi接続や有線接続と較べると音質的に不利なのがハッキリ分かるという経験があったからです。で、たいていその音質的な難が気になってあんまり使わなくなる……てのが毎度の流れでした。

また本機はACアダプタ駆動の場合、本体の電源ボタンに触らずともスリープ状態から復帰できるという点も自分の中ではポイントでした。「あわよくば」ですが手元のB&W Beoply M3と置き換えられるかも……なんて事も考えたのでした。

で。

結果として、予定外に購入してしまいました。なお普段であればアマゾンもしくはヨドバシ通販が多いのですが、今回は先のエントリで取り上げた腕時計購入に発生したポイントが1万円ちょっと分ありましたので、楽天内の店舗で購入しました。
本体色によっては例によってテンバイヤー価格だった為に事実上2色からの選択となり、もう一色がブラックだったので、今まで選んだ事のない違う色を選んでみました。


IMG_0772.jpg

本体箱はこんな感じで、本体色によってちゃんと印刷されている本機のカラーも違うようです。同梱物は説明書等の各種紙類以外に、USB接続ケーブルとACアダプタとなっています。2年ほど前に発売された製品だからか、今となっては珍しいですが内部の緩衝材として発泡スチロールが使われていました。


IMG_0773.jpg IMG_0774.jpg

本体を比較的サイズの近いFender Newportと較べるとこんな感じです。但し重さは本機が半分以下なのでずっと軽いです。


IMG_0775.jpg

試みに500mlのペットボトルと並べるとこんな具合です。重さが700gなので飲み物がいっぱい入った500mlのペットボトル飲料よりちょっと重い、という感じでしょうか。


IMG_0788.jpg

3日ほど前に到着したのですがその後紆余曲折を経て現在はキッチンカウンターの上で、自分がよく座るダイニングの椅子から1mくらいの距離になる位置に設置しています。そしてBeoPlay M3は一旦片付けてしまいました……(!)


さて。ざっくり言うと2万円程度で購入できてwi-fi接続にも対応した無線接続のスピーカーとして十分満足いくものでした。
wi-fi接続は残念ながらAirPlayには非対応ですが、ChromecastとSpotifyConnect、あとはDLNAにも対応しているので対応環境がある方にはBluetooth接続より高音質で聞ける機種としてアリなんではないかと思います。

発売から時間が経っている機種なので音質に対する評価は結構数多く見られましたが、その中で目立つように感じられたのはざっくり「高音質だ」という高評価と「籠りが気になる」という低評価でした。個人的には「どちらもさもありなん」と感じました。

まずは「高音質」という評価ですが、「低域が強過ぎる」という評価もあったものの個人的には「もっと低域盛ってる小型のBluetooth接続スピーカーはたくさんある」という過去に持っていた機種との比較からと、実際聞いてみて「それなりに低域は鳴ってるものの、そこまで無茶な盛り具合ではない」と感じましたので、同社製のBluetooth接続対応スピーカーのうち、今回品切れで購入を見送った「XBシリーズ」に較べると多くのジャンルで使いやすいんじゃないかと思います。
また「高音質」というのは比較対象によりけりになるものですが、このサイズのスピーカーとしてはまずまずかなとも感じられました。

その一方で「籠りが気になる」というのは自分も感じました。ただ本体のサイズ(=容積の小ささ)と、音の広がりをDSPで出しているもののそこまで無茶な広げ方もしてない(ように感じられた)のもあり、まあ及第点なんじゃないかなあ……と思いました。

後は小型のステレオ接続スピーカーの宿命として、利用者からの距離が離れる程に「点音源」状態になる、というのはあります。自分が試した範囲では、利用者から1m以内程度まで使うのに向いていると感じました。

例えばこれがB&O Beoplay M3なんかだと、元々「部屋のどこに置いてもそれなりにいい具合に聞こえる」事を想定してつくられた製品なので、距離が離れてもそんなに違和感はないのですが、ある意味まっとうな(?)ステレオスピーカーな本機の場合、距離が離れる程に「一点から鳴ってる」感はが強くなりますし、ついでに言うと前述の「籠り」も気になる感じになってしまいます。
ドライバのサイズもそんなに大きいわけではないですし、やはり「せいぜい1m程度、できれば手が届く範囲くらい」で使うのが向いている製品かと思います。

あと本機は今回見送った同社製の「XBシリーズ」のような低音を売りにした機種ではないのですが、名称としては全く同じ「EXTRA BASS」なるボタンがついています。
が過去に持っていたXBシリーズと比較すると「ガッツリ低域を盛ってくる」というよりも「高域と低域を盛ってハッキリさせる、ラウドネスに近い感じ」という印象を受けました。
音の輪郭をハッキリさせたい場合にも使える感じなので、例えばYouTubeのトーク主体な動画の音声を流す、なんて場合はオンにすると案外良い具合だったりしました。

といったところで。

細々と書きましたが、サイズとwi-fi接続対応という2点を考慮した上でで実売価格(2万ねん少々程度)を考えると、用途が合う方にはなかなか良いものでしょう。
後継機種が出てくればいいのですが、2年経っているのに音沙汰がないところや、別シリーズとなるXBシリーズはばんばん新機種が出ているあたりから「ディスコン?」という想像もできますので「今すぐwi-fi接続対応の小さ目のスピーカーが欲しい」という方は一考の価値アリかとも思います。




コメント(0) 
共通テーマ:日記・雑感

コメント 0

コメントを書く

お名前:[必須]
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。

Facebook コメント