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JBL PULSE3 [オーディオ]

まーた光物。

※以下で「音」について書かれている箇所はあくまで一個人かつ素人の主観の入った感想であり、さらに管理人は加齢で高い音が聞こえにくくなってきています。ですので「こういう考えもある」程度にお読みください。

俗に言われるパーティーピーポーとは真逆の生活を送る自分ですが、何故か時々こういった「光物」が欲しくなるようです。
ちょっと自ブログ内を検索したところ、3つほどありました。


JBL PULSE

ION Audio Party Ball

ION Audio Party Starter


今回手を出したのは、前記3つの「光物」のうち最初にあげた「JBL PULSE」の三世代目となる機種です。

二世代目のJBL PULSE2についてその存在は知っていましたが、外見上違いがあまりなかったのでスルーしていました。
ただ、今回手を出したのは色々と大きく変わっていたから……ではなくまた例によって初代同様「偶然」なのですが。


ともあれ。


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○パッケージと同梱物
パッケージに「樹脂製のレンズがついていて角度でちょっと見た目が変わる」のは初代機と同じですが、パッケージの見た目は結構変わっています。
当に「パーティーピーポー向け」な感じになっているようですが、このパッケージの形状等は実は二世代目と共通のようです。

同梱物は、ACアダプタにソレとの接続用USBケーブル、小さく折りたたまれた説明書とシンプルなのは同じですが、これまた二世代目からケーブルとACアダプタが派手なオレンジ色のものになっているようです。


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○本体サイズと重量
本体サイズはiPhoneSEと並べた写真にあるように結構大きいです。

初代機であるPULSEは500mlペットボトル程度だったと記憶していますが、その後二世代目で少し大きくなり、この三世代目ではさらに大きくなっているようです。
重量も世代を重ねる度に増し、本機では公称値で960g、実測値で965gと1kgに近い重さとなっています。大きさ(太さ)ともに初代機よりはっきり大きくなっていますので、鞄に入れて徒歩移動……といった場合だと持ち運べないわけではありませんが、初代機よりは気軽に持ち運びにくいように思います。


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○本体各所
初代機と違い、低音増強用のパッシブラジエーターが上下にあります。コレについては二世代目でもあったようですが、二世代目までと違い本機は「縦置き専用」となっています。
またスペック上は、初代機、二世代目、本機と世代が進むごとに再生可能な周波数帯域が低域については広くなっているようです。

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本体の操作部及び、端子部分はこのようなかたちです。端子部分は防水(正確には防浸)対応の為、ゴムパッキンのついたカバーでしっかり覆われるようになっています。端子としては充電用のmicroUSBに、外部音声入力用の3.5mmステレオ端子と以前と変わらないようです。

操作ボタンについて、パッシブラジエーター非搭載の初代機では縦置き時の上面にLEDの色や明度を変更できる小さなボタンがずらずらと並んでいました。
しかし二世代目よりそういったボタンを配置する余裕がなくなった為か、LEDの明滅パターンを切り替えるボタンが1つあるのみで色や明度等は別途スマートフォン用のアプリから変更するようになったようです。
また二世代目では本体のみでLEDの色を変更できるセンサー(カメラ?)が搭載されていたようですが、デザインの大幅変更でそのスペースもなくなったのか本機ではそれもオミットされています。但しこちらも同様の事がスマートフォンアプリ+スマートフォン内蔵カメラでできるようになっています。


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○ペアリング
ペアリングモードへの移行は本体のソレ用ボタンを押すだけと簡単です。
Bluetoothペアリング時にはLED部分が青一色で明滅します。写真はうまく取れず白けた色になっていますが、実際には「いかにも」な濃い青色です。


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○ファームウェアアップデート
ペアリング後アプリで本機を認識したところ、すぐにファームウェアのアップデートがあると通知がありましたので、あてました。
説明文の日本語訳が妙で分かりづらいですが「PULSE3をACアダプタに接続した状態で、スマホを近くに置いてしばらく待て」という事のようです。ACアダプタを接続し給電状態にしないとファームウェアアップデートに進むためのボタンがグレイアウトしてタップできないようになっています。

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ファームウェアアップデート中は輝度の高い白色のゆっくりした明滅の繰り返しとなります。
アップデート完了はBluetooth接続で本機にデータを送るせいか結構時間がかかりました。この明滅が結構眩しいので、もっと輝度を落とすか初代機のようにプログレスバーぽい表示にする等して欲しかったところです。


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○LED部分について
LEDの明滅パターンは二世代目より「プリセット7+ユーザー作成1」の合計8パターンとなっており、ユーザー作成のものについては9パターンから3パターンまでを選んで組み合わせるものとなっています。

本機の肝となる部分なのでここについてはもう少し詳しく書きます。

まず明滅パターンですが、ユーザープリセットを含む8パターンは初代機と違い全て本機のボタンで切り替えられます。(どうやら二世代目からそのようになっているようです)
また初代機ではしっかりと曲に合わせて明滅が変化するのは全パターンのうち2つだけでしたが、本機は全パターンが曲に反応するようです。但し、その変化がハッキリ派手で分かりやすいのは「イコライザ」「レイブ」の2つであり、あとはユーザープリセットで変化が分かりやすいパターンを組み合わせてつくるというのがよさそうです。
(追記:初代機でも明滅パターン全てが曲と連動していたが違いが分かりにくかっただけ、の可能性がありますが確認しようがありませんので……ご容赦ください)

曲に合わせての明滅の変化ですが、ある程度以上の音量での入力が本機に対してないと反応しません。
一般的な家庭の室内で使う場合はそんなに音量を上げられないかと思いますので、その際は「スマホ他接続機器の音量を大きくあげる」「本機の音量を本体のボタンで下げる」といった組み合わせで対応する必要があります。

それで問題なく楽しく明滅してくれるのですが、一点注意が必要なのは「着信音・通知音・操作音」等を別途小さ目に設定しておくという事です。
これは端末によりますが、単純にスマートフォン本体のボタンで「音量」を上げた場合、前記の音量も一緒にあがってしまい、通知音や画面スリープ時の確認音が大きな音で鳴ってぎょっとする事になる可能性があります。自分は夜中にやってしまいました。

用意されている明滅パターンは先代となるPULSE2と同じですが、PULSE・PULSE2のような「サランネット越しの明滅」ではなくなったため、光がより滑らかに繋がったような印象を受けます。
ただこれが好みの分かれるところで、例えば明滅パターン「イコライザ」などでは以前は古い世代には懐かしい「スペアナ」のように見えたのが、滑らかに光が繋がって見えるようになった為、そういった印象が薄れたように思います。このあたりは完全に好みの問題ですがこの機種の肝でもあるので、拘る方は購入前に現物若しくはYouTubeのレビュー動画などを確認された方が良いでしょう。


○音質について
そもそもその風体からして音質云々を言う機器ではないかと思いますが、一応触れておきます。

音質については初代機より良くなっているように感じました。これは主に低域がしっかり出るようになったところが大きいでしょう。
また自分の場合は自宅内でしかまず使わないのであまり恩恵はありませんが、出力は一代目はもとより二世代目より大きくなっているので、大音量が必要な方にも恩恵はありそうです。

日本より発売の早かったであろう海外のレビュー動画にてapt-X対応をほのめかすものがあったので毎度のようにMacBookを使い確認してみましたが、残念ながらコーデックはSBCのみのようです。
日本語の公式商品詳細ページにも高音質コーデックの記載はありませんし、恐らく間違いないでしょう。

あまりこのスピーカーで使う方はおられないかと思いますが、有線接続も試してみました。初代機同様、有線接続時の音は明確にBluetooth接続時より綺麗でしたのでやはりコーデックが影響しているように思えます。
但しBluetooth接続時よりも低域が控えめになるようなので、音質としては良くなるものの、有線と無線で好みが別れそうです。Bluetooth接続時は本気の想定用途に合わせ補正をかけているものと思われます。


「音質」についてはそんなところですが、先々代・先代となるPULSEやPULSE2と音に関わる部分で大きな違いがあります。それは『モノラルスピーカーになっている』という点です。

以前手元にあったPULSEはステレオ再生だった記憶がありますが、PULSE2についてはあくまで巷の情報だけですしドライバの配置も音を聞いていないので分かりませんが、調べた範囲とYouTube等の再生動画を聞いた範囲では、ステレオ再生ができているようです。

本機については、デザインが大きく変わると共にドライバの配置が大きく変わっています。

ちょうど別の製品ですが自分の所持しているharman/kardon AURA STUDIOのように、本体下部あたりに円周状に複数のドライバが並ぶかたちになっています。
AURA STUDIOは無指向性と思わせてしっかりステレオで音が再生できているものだったので「左右にしっかり音がパンする曲を再生する」という同じ方法で、今回もステレオなのか否かを確認してみました。

結果、音の左右方向への移動は全く感じられませんでした。
どうやらモノラルスピーカー×3という構成で「どの方向から聞いても同じような音」を実現しているようです。

これについては公式の製品詳細ページにハッキリとは書かれていないのですが「本体下部には、新設計のスピーカーユニット3基を配置し、360度どこから聴いてもJBLの迫力あるサウンドが体感できます」というふうにもあるので、恐らくモノラルではないかと思われます。

これはあくまで製品の仕様ですし「あーAURA STUDIOと被るかなあ」と思っていたのがそうではなかったので個人的には却って良かったです。
しかし例えばPULSE2までの機種の「音の聞こえ方」を気に入っていた方が買い替えた場合は「アレ?何コレ?」という事になってしまうかと思います。

「光ればそれでOK」というノリなら問題にはならないでしょうし本機の想定される用途や購入層からしてもそう問題にはならなさそうですが、そうは言ってもそもそもは「音楽を聞くための機器」ですので一応触れておきました。

 個人的な感想としては当初ステレオ感がないので「なんともハッキリしない感じの音だなあ」と感じていましたが、音楽を聞きながらちまちまと雑用などしつつ室内を移動していると「どこにいてもほとんど同じような音で聞こえる」のがそれはそれで結構快適だと感じられたので「コレはコレで」という感じで気に入っています。


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といったところで。
全周から同じような音で聞けるモノラルスピーカーになっているという点、後はデザイン変更やそれに伴うLED明滅の「印象」の変化、本体サイズや重量がより大きくなったところ……などを考えた上で、先代PULSE2の在庫を選ぶか本機を選ぶかされるのが良いかと思います。

もちろん「派手に光って楽しければOK」というノリの方には文句なしに楽しいスピーカーかと思います。


 

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