ネット接続環境変更

望まない事で右往左往の自分メモ。


(1)発端
拙宅ネット接続環境は、集合住宅向けのNTT光回線（建物内はVDSL接続の為速度大幅ダウン）＋当時で10年くらい契約を続けていたISP、という組み合わせであった。

途中地域CATV回線に乗り換えるかといった話があったりもしたが、工事が面倒等色々あり結果さらに時間が経過。
最近になって回線業者が「値段そのままで速度（理論値でしかない）が上がるから新しいサービスにのりかえろよ」といった売り込みが何度もあったが、速度に不満なかったので放置していた。

ところが先月になってまたDMが郵便受けに。内容を意訳すると「今使ってるサービス来年早々終わりだから、乗り換えないとネット接続切れるから」といった内容であった。

元々NTTがそんなに好きではなかったのでこれを機にCATVに乗り換えるか……とも考えたが工事等考えると色々と面倒が……で仕方なくDMのすすめのままに乗り換える事にした。


(2)工事
現状VDSL接続の部分がなくなり、宅内まで直接光ケーブルが来るようになるという事だったが、その為工事が必要となった。
マンション共用部は既に光ケーブル敷設済みなので工事費は無料であったが、ともあれ立ち合いが必要。さらにマンション共用部での作業が必要なので休日の工事不可、ときた。
そこで恐らく数年ぶりに病気以外で有休を使い工事に立ち会う事に。

光ケーブルの引き込み時に「天井裏で何か引っかかってる」とかで時間が少しかかったが、工事そのものはトータルで1時間くらいで終わった。


(3)右往左往1
回線的には100Mbos→1Gbps（理論値）となるので激列に速くなる筈であったが、工事当日昼間の速度で、以前30Mbps→60Mbps程度であった。
よくはなっているが納得はいかない。でもまあいいか……でそのまま夜になったのだが、夜になってみれば妙に遅い。疑問を感じて計測サイトを見たところ、なんと下りが数Mbps（下手すると1Mbps切る）まで低下しているではないか！

でここからが右往左往である。

ひとまず、どうも古くから使ってるISPが最近遅い「らしい」という情報があったのでオンラインで契約できすぐ使い始められるISPを試しに契約。結果、同じ夜の遅くなる時刻でも10Mbpos、遅くても5Mbpsは切らない程度。なのでひとまずその日はそこまでの変更で終了。


(4)右往左往2
翌日、ISPが混んでいない昼間に速度計測サイトを見たところ、90Mbps程度に上がっていたので少しテンション上昇。しかしこれでも公称値（理論値）には程遠い。
そこで今度は回線業者の回線網内の速度計測サイトを見た。すると、90Mbpsを少し上回る程度。やはり遅い。何かおかしい。

あ。

まず思いついたのが、宅内の有線LANコンセントまでのケーブル（天井裏や壁内を這ってる）が100BASEまでのものでは？という疑惑。
また、部屋の数に対してNTT提供機器のLAN口数が足りないので以前テキトーなハブがかまされていたのが、ここも100BASEまでのものだったのでは？という疑惑。

脚立をたててメンテナンスホールから覗いた結果、宅内LANケーブルはカテゴリー5eなので1000BASE対応。がハブは100BASE。そこで各部屋へのLANケーブルをハブを通さず直接NTT提供機器へ。

が……速度変わらず。そこでPCを設置してる室内のハブを見たところ、なんとそこが100BASEまで対応のものだった。ハブはリビングにも設置していてどちらかが1000BASE対応のものだったのだが、自分の勘違いでリビングのそれが1000BASEになっていたようだった。

といったところで壁のLANコンセント直や1000BASEのハブ経由にしたところ、接続度はぐっと上昇し150Mbps程度に。100Mbpsの壁を超えた。


(5)ひとまず一段落
有線LAN接続であれば室内での速度低下を避けるようなあれやこれやの対応を済ませた。
しかし今度は無線LANが遅い。11nなのになあ……とまた調べたらば、利用している無線LANルータのWAN側ポートが100BASEまでのものであった……嗚呼。


昔と違って利用者が桁違いに多い上に利用者の使うサービスも帯域を喰う動画配信等が多量にあるので、ISP変更で即速度向上、とはならずある種の賭けに近いのがなんとも。

なんかまだしばらく試行錯誤が続きそうだが、久方ぶりにネット接続環境をあれこれ触っていて、アナログモデム時代に知った筈の基本「回線業者＋ISP」というのを再確認させられる結果となった。

オチはない。