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ライカ D-LUX4(初感) [デジカメとか]

 ひとまず外で撮影。

 既に所持していたソニーのDSC-TX9及び、D-LUX4の素jpgと付属RAW現像ソフト(専用プロファイル使用)で現像のjpgとの比較をしておこう、という事で外出。
 しかし、思いつきでふっと出かけたため時刻的に午後であり、ちょっと日が傾いた状態。

 このブログサービスのアップロードファイル容量増の申請をしたらさっと問題なく100MB増えたので、久方ぶりにそのままのアップ……したかったのだが、何故かRAW現像からのjpg書き出しファイルだけが色が抜け落ちた(?)ような状態になったりしてマトモにアップできず。が、僅かにリサイズしたらできたのでRAW現像jpgのみリサイズのかかったものとなっている。色味の確認には問題ないと思うので一応アップ。
 またRAWのそれのみ縦横位置が反映されているが他はされなかったので向きもおかしい……ご容赦のほどを。

 TX9、D-LUX4共にISO感度を最低に固定、のみの設定で後はカメラ任せという毎度のノリで撮影。左より、TX9、D-LUX4(素jpg)、D-LUX4(CaputreOne書き出し)。

DSC00124.JPG L1020047.JPG L1020047.jpg

DSC00126.JPG L1020064.JPG L1020064.jpg

 基本的にISO感度以外はどう写ろうが気にせずなにも触ってないので写真自体がいまいちなのは勘弁していただくとして、視聴環境によって差異はあるだろうが三種とも色味が違うのはまあしっかり判別できるかと思う。
 全体のノリとして鮮やかなのはTX9>D-LUX4(素jpg)>D-LUX4(RAW)。但し「緑」については一番派手めなのはD-LUX4の素jpg。もっとも地味目なのがD-LUX4のRAWと。

 他所のD-LUX4ユーザーの方の作例で確認させていただいた通りで、木々の緑はRAW現像のそれが一番好みだった。

 しかしどうもRAW現像(専用プロファイル使用)の場合、赤みが強められているようで、白めのビルの外壁やら路面のアスファルトやらあたりでちょっと自分としては「赤み強すぎじゃないか」と気になる部分も。
 赤みが少し強まっても不自然さを感じない夕景や木々の緑メインの風景なんかだとかなり(自分にとって)好ましい色味の写真になりそうだが、RAW現像(専用プロファイル使用)が全ての状況に於いてオールオーケーというわけではない、というのが自分の印象だ。
 もっとも、色味だけでなくレンズ起因の歪みなんかも同時に補正してくれてたりするので、現状と同じく基本はRAW+jpgで撮影し、ものに応じて好きな方をとる、てのが自分の使い方になりそうだ。

 TX9との比較では、その色味がまあ派手めではあるんだけども意外と自分の好みに合致していたのが分かったのと、あと顕著に分かったのが(あくまで今回の撮影では)TX9よりD-LUX4の方がノイズや解像感の点でずっと上だったという事だ。
 ノイズ処理のポリシーの違いなんかもあるだろうが、恐らくこれはTX9の1/2.3型・1220万画素に対してD-LUX4の1/1.63型・1010万画素(何れも画素数は有効画素数)というCCDの違いがモロに出ているのだろう。

 D-LUX4、極端に薄くてフラットかつ軽いTX9より持ち運びに於いては不利なのだが、自分がいつも使っている薄めの鞄にすんなり入り、かつ冬場の厚手のコートのポケットくらいなら(ちょっとぽこっと膨れるが)まあなんとか入る事を考えると「普通に写真撮るだけなら絶対こっち!」となりそうな気がする。
 ただTX9には1080iでの動画撮影や、極端な夜景モードの画質ってのもあるので自分の中で棲み分けはできそうだ。ちなみに夜景モードでの極端な画質っていうのはこんなのだ。

DSC00106.JPG

 等倍で見ると「ざりざり塗り絵」な画質ではあるが、まあ等倍で見る事って普段はあまりないのでそれはおいとくとして、えらく鮮やかに撮れている。
 この写真、ちょっと古めの建造物に映像をライトアップする事によって建物をリアルにデコレーションしてるかのように見せるというイベントを撮影したものなのだが、実際にその場で肉眼にて見た場合、ここまではっきり鮮やかには見えていなかった。「記憶色」どころの騒ぎではない。
 がー、何というか個人的に「思い出」を残す場合としてはコレもアリだと思えるし、一眼レフなんかで三脚か一脚使って細かい設定して、なんて事をしなくてもフルオートの手持ちでここまで明るく色鮮やかに撮れちゃうってのはそれはそれで凄いのでアリなんじゃなかろうか。


 話を戻してD-LUX4だが、思ってた以上に生み出される写真は満足いく感じだった。
 ただ画質とは関係ないが撮影していてちと気になったのが、縦位置で構えようとした際にジョイスティックに指があたって誤操作になったり、モードダイヤルが比較的すんなり動いてしまってシーンモードに切り替わって「あわわわわわ」となったり、なんて事があった。後者は経年変化(というか酷使?)によってダイヤルのクリックが緩くなっているのが原因だろうし、前者は慣れで回避できそうな事ではあるが、一応。

 しかし写りは個人的に問題ないし、あとこれは「見た目」の問題だが、余計な装飾が全くないレンズ側のデザインはやっぱりしげしげと眺めて「良いなあ」と思える。(但し赤いロゴの部分が小さく「Panasonic」とかでも自分は可)
 液晶モニタを見ない状態での撮影が(十年ぶりとかそんななので)かなーり新鮮に思えたからというのもあるが、外付けのファインダーに手を出したのもやはりカメラ本体の「見た目」があっての事。
 ライカ純正のファインダーはちゃんと24mm対応なので性能的には申し分ないが、D-LUX4のベースになってるLX3の後継機種であるLX5がほぼ買えるような金額なので自分的には「無理っす」だったが、価格だけでいえば角型の方が安かったのに敢えて丸型を選んだのも見た目の問題からだったりする。>他ユーザーの方のブログで装着時の写真を見て「ああコレだ!」となった
 要するに、個人的には現段階でもかなーり満足している。

 ただ個人的嗜好はそれとして、人におすすめするとすれば余程RAW現像時の色味が気に入るか外観デザインや赤丸ロゴが欲しいとかでもない限り、ベースになっているパナのLX3(現行機種はLX5)になってしまうだろう。
 基本性能は同じなのに実売価格があまりに違い過ぎるし、修理の際の金額もメーカー保証範囲を越えると、修理を実際に行うパナソニックの間にライカ日本法人が噛むのでえらく高くなるらしいとか、まあいちいちお金が嵩むからだ。

 ともあれ、自分にとっては「見た目も中身も気に入ってしまった」という意味に於いて稀有なコンデジとなったのは間違いない。過去に似たようなノリのものがなかったわけではないが、純正ケースなんかも含めオプション類を欲しくなるほどのものってのはこれまでなかったからだ。

 

 

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