hp ENVY121

プリンタ～。

年賀状をそろそろ......という段になって、去年、長年（今年で6年目）使っていたiP4600が紙送り機構に問題が起きて宛名を手書きする羽目になった事を思い出したので、急遽プリンタを買う事となった。迂闊にもほどがある。

当初はip4600の後継機種にするつもりだったのだけれども、印刷開始までの時間が旧機種より長くなっている等評判が芳しくなかった上に、真偽のほどは不明だけども同社カイチョの素敵発言の話なんかもあり「じゃあ別のメーカーにしよう。」となった。

しかし選択肢として一応自分が使った事もありどんなノリか分かっていてなおかつ受け入れられるメーカー......となるとキヤノン以外だとhp一択。

ip4600同様単機能しか要らんので当初はオフィス向けで1万円程度の機種を買おうかと考えていたのだけれども、そこで目についたのが標題の機種。

まあ見た目が非常にスッキリしているところがまず目についた一番のポイントなんだけども、他もカラー印刷の部分が弱くなる以外は自分の使い方程度なら問題なく、むしろ6年という歳月（標題機種は去年発売らしいの正確には5年）の結果、wi-fi接続含め機能は以前より増えているので「じゃあいいかな」と。

ヨドバシ通販にて即日出荷即日着にて入手となった。

因みに。wi-fi搭載なのと一番奥行き短い機種といえど以前のプリンタよりはしっかり奥行きがが長く同じ場所に設置するのが厳しい感じだったので、PCを置いているのとは別の部屋（の箪笥の上！）に設置した。

　

まあプリンタなので、実のところ特筆するところもない感じなのだけども、デザインとあとスキャナ部分が通常のそれと違い読み取りセンサーがカバー側に入っていて、かつそこがガラスで透明になっており原稿の読み取りたい面を「見えるように置ける」というのが目立った特徴だろうか。

後は他機種もそういうのが増えてるようなんだけども手差しでの給紙が全くできなくなっているとか、wi-fi搭載で有線接続は電源ケーブルだけだとか、アプリその他でiPad/iPhoneあたりから直接印刷ができるとか、アプリでプリンタの状態が確認できるとかまあ色々と今時っぽいところはある。

驚いたのは、給紙カセットが紙切れだと自動的にせり出してくるとか、排紙トレイ代わりのパーツが、必要なときだけ自動でせり出してくるとかそのあたり。けども今時の他の複合機がどうなってるか知らないだけに、驚いているのは家庭用インクジェットプリンタまわりの情報が6年前で止まっていた自分だけかもしれない。

総じて実用上問題はないのだけども、これは以前のhpのプリンタ同様でインク数が少ないのもありカラー印刷が今時のプリンタレベルではないかなあという感じ。また印刷速度も以前は圧倒的にモノクロが速かったのだけども、今は他メーカーが追い付いてきてるのもあって、カラーは遅めでモノクロもちと遅めが同レベルといったところのようだ。


結論から言うと個人的には結構満足しているのだけども、カラー印刷がメインだという方や、今時国内メーカー製複合機の多機能っぷり（＝光学ディスクのレーベル印刷その他）が欲しいという方は手を出さない方がいいだろう。

なので自分のように「ちっとでも奥行き短い機種が欲しい」「でも使い捨て感覚の機種（＝交換用インクより安いような各メーカーの最廉価機種）は嫌だ」「年に数度しか使わんので見た目も邪魔にならないデザインなら嬉しい」といった向きにはアリかと思う。

さてあとはコレが何年無事に動き続けてくれるか、すなあ......ともあれ現状は満足であるし、年賀状印刷も問題なく終わりましたわ。


【追記】あと個体の問題かもしれないが、年賀状印刷を終えて本体を眺めていたところ、傷が何か所かあったり、ホコリや汚れがついてるのに気が付いた。「まあ海外メーカーだしアメリカだけに「It works」だからなあ」と自分は思えたので特に問題なかったけども、国内メーカーの製品に慣れてるorそれしか買った事がない人は選ばない方がいいかもしんない。