SSブログ

LAMY pico [文房具]

 こっちはボールペン。

 万年筆は完全に興味本位から買ってしまったものだったが、こちらは初手から実用本位+趣味、といったところで買い求めたもの。
 てのが、リアルショップでお試しとしてブロックロディア(No.11)を買った際、一緒に購入した鉛筆型ボールペンと携帯に便利な短いボールペンの双方に少々の問題があったからだ。

 まず当初は、ボールの感触があまり感じられない「滑らか」な書き味だったので鉛筆型を気に入っていたが、インクがダマになったりペン本体や手が汚れたり……といった事が短い間に続いたので「自宅電話メモ用」に降格となった。自宅に電話がかかってくるこたあまずないので、事実上クビに近い扱い。
 ただこれはひょっとすると自分のペンの持ち方―結構寝かした状態で書く―のせいかもしれないが、ともあれ自分にとってはそういった難があった。

 次にインプレスの記事でとりあげられていた短いペンだが、比較的ゴリゴリとしたボールの感触こそあれ、インクがダマになる事もなくその点問題はなかった。万年筆入手まではこちらをずっと使う状態となっていたのだが……使ってみて案外気になりだしたのが、当たり前だが「短いため持ちにくい」という事であった。

 利用時はブロックロディア11番の短辺より僅かに長い程度である点と、利用時に指三本で挟む部位が細いため、どうしても普通の形状なペンに較べると持ちづらい
 またこれは特に個人的な問題だと思うが、収納時キャップとなる部位―利用時は親指と人差し指の間に接触してペンを支える事になるところ―の近辺に伸縮ギミックに必要な突起が2つあったり段差があったりして手に接触している際に「ちょっと嫌な」感触があるのも気になった。

 ブロックロディアのカバーについては現状探した範囲では「コレ!」という気に入った本革のものがなかった。そのため「自分用は安い合皮のでいいや」となったのだが「ペンはもうちょっと拘った方がよさそうだ」という判断となった。
 まず利用時に問題にならない程度の長さがあり、かつインク周りで問題が起きなさそうなものを……というのが条件であり、あと「ちょっと見た目がおもしろい」といった理由から選ぶ事となった。

 LAMY pico(公式)

 当初はブロックロディア11番の長辺と同程度の長さのものを探していたがなかなかいいものがなかった。いかにも書きやすそうなものはたいてい13~14cmほどあり大きくはみでるかたちとなるものが大半だったからだ。
 また当初はペンホルダーに拘っていたが、No.11用のカバーで価格的に手頃な本革製で見かけたものはペンホルダーの径が細いために必然ペンも細いものでないとダメ、という状態であり、そうなるとペン側の使い心地が犠牲になる。「だったらもうペンホルダーは要らない。むしろ使わないのだからない方がいい」という事になり、結果として合皮で価格的にも安いシンプルなものになった。

 というのはさておき、ロディアの横にくっつけないまでも携帯性を考えると短い方がいい。しかし短いと扱いづらい。矛盾するこの問題を解決してくれるギミックと、見た目のおもしろさから目に付いたのがコレだったというわけだ。
P1000354.jpg P1000355.jpg P1000356.jpg P1000357.jpg P1000358.jpg P1000359.jpg

 本体色は、つや消し仕上げのシルバー、ブラック、レッド、ブルーと、まんまクロムメッキなものと、特別バージョンとしてプラチナがあった。(他にも限定カラーなんてのもあったが売り切れいていた上にあまり欲しいと思える色ではなかった)

 ロディアのカバーが黒なので、シルバーかブラックかクロムメッキかプラチナあたりか、となったがプラチナのそれはデザインが他と違ってラインが掘り込まれたりしていて「シックだが愛嬌がない」と(自分は勝手に)思ったのでパス。黒のカバーに黒のペンは「いまいちアクセントに欠ける」なという事でこれも脱落。
 結果として残ったのはシルバーかクロムメッキだった。恐らくクロムメッキは皮脂汚れが目立ったりして鬱陶しいんでは、と予想されたが「黒いカバーにはかわいらしいかもしれん」と(これまた勝手に)思ったので選んだ。

 因みに価格的にはプラチナ>シルバー他>クロムメッキ、という順番であった。結果として価格は一番お手頃なものとなった。

 しかしお手頃といっても定価は(自分には)とても高い。当初ロディア一式と一緒に買おうとしていたが、そのお店ではクロムメッキバージョンが6800円程度、シルバー他が7800円程度であった。
 文房具関連は高いものは驚くほど高いせいもあって感覚が麻痺していた自分だったが、ふと「もっと安く売ってるとこがないだろうか」と探してみたところ、実に半額程度の値段で扱っているとこを見つけてしまったので、即注文。


 長くなったが実際の使い勝手はというと……案外良かった。持ちにくいかと思いきや、太さが自分の手にはちょうどよかったようだ。また、長さが伸びるギミックもしっかりと役割を果たしてくれている。
 それと、思ったより軽かったというのも自分にとっては使いやすい。もっともこれは「値段の割に高級感が無い」てなとこにもつながると思うので人によっては良し悪しだが……自分の場合は高級感というより「何かかわいらしい」てのがあったのでまあ気にならないところだ。

 書き味も、自分としてはちょうどいい感じであり文句なし、ちょっと気になった事はというと、必ず「書き出し」にインクの出が悪いところだろうか。すぐに普通に出るようになるので大きな問題はないのだけれど、こういうものなのかアタリをひいてしまったのかは不明。

 ちなみに。後で見つけたのだけれど見た目や書き味、その他細かい事に拘らないのであれば似たようなこんなものもあるようだ。安いなあ……

 ジャンポップ(三菱鉛筆)

 あと、本体と関係ないけどちょーっと気になってるのはパッケージ。というのが、ネット上で注文前に調べた際に個人ブログで「買ったよー」と書かれている方のどの記事に載っていたものとも違っていたからだ。
 比較的シンプルでかわいらしい箱に入ってる写真が全てだったのだが、自分の手元に来たのは国内向けの正規品ではないのか、それとも発売時期で箱が違うだけなのか、或いは中身だけ汎用の箱にでも入れ替えられたものなのか、一体何なのか……




nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:[必須]
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。

Facebook コメント

トラックバック 0