Apple AirPods Max・購入 [オーディオ]
何やってんだ……
※以下で「音」について書かれている箇所はあくまで一個人かつ素人の主観の入った感想であり、さらに管理人は加齢で高い音が聞こえにくくなってきています。ですので「こういう考えもある」程度にお読みください。
配送のトラブルから入手できなくなっていたものですが、結局手元にある状態です。詳細はきかないでください……
箱はこんな具合。本体色によってパッケージの写真も違うようです。
開封してこんな具合。smartcoverと称するカバーに入っておさまってます。付属品は短い充電用ケーブル(USBtypeC-lightning)と説明書類のみです。
手元にあるヘッドホンと重さなど較べてみました。こうしてみると大差ないですが……
周回遅れもいいところなのでもう書く事もないかなあと思ったのですが、「ネタ」としてはいいネタだったので一応簡単にまとめると「良い部分はあるけど半端な部分が多過ぎる上に価格が価格なので人にはおすすめしづらい」といったところです。
自分が「まあいいんじゃないか」と思ったのはその「音」なのですが、これもポータブルオーディオマニアの方が言うような「良い音」とはちょっと違うものかと思います。
AirPodsやAirPods Proの「多くのジャンルや音源で80点」「何聞いても『だいたい』いい感じ」「多くの人が好ましく思う最大公約数的な音」といったノリの音がヘッドホンとなり基本性能が上がったので総じて良くなった、と感じられました。
イヤホンと較べるのはそもそも間違ってますが、敢えて違いを書くと「全体的によりクリア」「音の広がりや定位も良い」「低音がしっかり出ている」といったところでしょうか。
先に重さの比較にあげたDT1990PROなどと較べるのは有線接続ヘッドホンとBluetooth接続ヘッドホンという違いもあって意味はないかと思いますが、手元にある似たようなBluetooth接続ヘッドホンのMDR-1000X(注:現行機種であるWH-1000XM4ではない)と較べると「好みの問題は別として、音のクリアさや広がり等は上」と感じられました。
またApple製品ですのでコーデックは恐らくSBCとAACにしか対応していない事も考えると「かなり頑張ってるのでは?」という評価もできるかと思います。
そういった具合でしたので個人的にはその音だけであればあまり不満はなかったですし、AirPods Proから対応した「空間オーディオ」も対応するコンテンツが少な過ぎるとはいえ、より良い感じに聞けたのでそれもまあ良かったです。
が
逆に言うと、それ以外が駄目、というか「何故この仕様で発売したの?」という部分が多過ぎるように感じました。ざっと列挙すると、
・重さと重量バランス
・ポータブルを称するにも関わらず折り畳み機構がない
・実用性に欠けるカバー
・油断するとハウジング同士ぶつけてしまう形状
・ワイヤレス充電非対応(or充電端子の仕様)
・「外部音取り込み」モードで高めの音が妙に耳につく
といったところです。
まず重さについてですが、比較したDT1990PROとそう大きく違わないにも関わらず、手に持った時、装着した時共に何故か「よりずっしり」したものに感じられました。
恐らくこれは、DT1990PROと違い大半の重量がハウジング部分に集中しているせいかと思います。技術的に何とかできるものかは分かりませんが、何とかして欲しかったところです。
次に折り畳み機構についてですが「コレは室内専用だ」という事ならいいのですが、関係者のインタビューを聞くにそうではないようです。そうなってくると前述MDR-1000Xライクにしっかり折りたたまれてフットプリントが半分程度になるとか、その上で「ヘッドホン全体をちゃんと保護する」カバーがつくべきかと思います。
さらにそのカバーについては、切り欠きが多過ぎる上にハウジングまわりしか覆わないので保護のためのケースとしてはあまり役にたちません。充電用の切り欠きもカバーが単なる1枚の素材を切り抜いたものなので、きっちりヘッドホン本体をおさめないと位置がずれがちですし、個々人の頭のサイズに合わせて調整した状態だと合いません。
また唯一の救いとして磁石が仕込まれていてカバーにいれると即座に低電力モードになる、という仕様があったのですが、5分放置すればカバーにいれなくても低電力モードになるようなので、となるとその点でも「要るかな……?」という気がします。(低電力モード移行後さらに低電力なモードに移行するまでの時間がカバーにいれないと3倍になる、という違いはあるようですが)
ワイヤレス充電に対応は技術的に難しい等あるのかもしれませんが、ならばせめてもう端子はlightningじゃなくてもよかったんでは……とも思いました。iPhoneと共に持ち歩くという想定ならまあよいのかもしれないですが、大きく重いので個人的には持ち歩く事はないから、というのもあります。
油断すると「コツン」とハウジング同士がぶつかる形状デザインは、ハウジング部がアルミ合金だけに何か配慮が欲しかったな……というところです。
あとここまで書いた難と毛色が違うところで「え……」と感じたのは、AirPods Proだとものすごく自然に感じられた外部音取り込みモードで一部の音域や種類の音が「妙にカサカサと耳障りに聞こえる」ように感じられたところです。
ただこれについては、AirPods Proでも以前と違い似た感じになっているような(気がする)ので、アップデートの関係で変わった可能性もあります。であれば戻して欲しいところです。
といったところで。
だらだらと書いてしまいましたが、個人的には上記のような問題に加えて7万円近い価格がありますので、初代AirPodsやAirPods Proの時のように「他メーカーの似た製品より高いけどその分良いから!」「iOS端末ユーザーだとすごく使い勝手いいから!」というようなノリでおすすめできる製品ではないな、というのが素直な感想です。
初代iPadに対するiPad2のようなノリで大きな仕様変更が入って完成度の上がった2世代目が発売されるのかもしれませんが、自分としては音質面での使い勝手の良さ(=何聞いてもまあまあいい感じに聞ける)は良いと思うので、自宅用のBluetooth接続ヘッドホンとしてノンビリ使っていこうかと思います……
※以下で「音」について書かれている箇所はあくまで一個人かつ素人の主観の入った感想であり、さらに管理人は加齢で高い音が聞こえにくくなってきています。ですので「こういう考えもある」程度にお読みください。
配送のトラブルから入手できなくなっていたものですが、結局手元にある状態です。詳細はきかないでください……
箱はこんな具合。本体色によってパッケージの写真も違うようです。
開封してこんな具合。smartcoverと称するカバーに入っておさまってます。付属品は短い充電用ケーブル(USBtypeC-lightning)と説明書類のみです。
手元にあるヘッドホンと重さなど較べてみました。こうしてみると大差ないですが……
周回遅れもいいところなのでもう書く事もないかなあと思ったのですが、「ネタ」としてはいいネタだったので一応簡単にまとめると「良い部分はあるけど半端な部分が多過ぎる上に価格が価格なので人にはおすすめしづらい」といったところです。
自分が「まあいいんじゃないか」と思ったのはその「音」なのですが、これもポータブルオーディオマニアの方が言うような「良い音」とはちょっと違うものかと思います。
AirPodsやAirPods Proの「多くのジャンルや音源で80点」「何聞いても『だいたい』いい感じ」「多くの人が好ましく思う最大公約数的な音」といったノリの音がヘッドホンとなり基本性能が上がったので総じて良くなった、と感じられました。
イヤホンと較べるのはそもそも間違ってますが、敢えて違いを書くと「全体的によりクリア」「音の広がりや定位も良い」「低音がしっかり出ている」といったところでしょうか。
先に重さの比較にあげたDT1990PROなどと較べるのは有線接続ヘッドホンとBluetooth接続ヘッドホンという違いもあって意味はないかと思いますが、手元にある似たようなBluetooth接続ヘッドホンのMDR-1000X(注:現行機種であるWH-1000XM4ではない)と較べると「好みの問題は別として、音のクリアさや広がり等は上」と感じられました。
またApple製品ですのでコーデックは恐らくSBCとAACにしか対応していない事も考えると「かなり頑張ってるのでは?」という評価もできるかと思います。
そういった具合でしたので個人的にはその音だけであればあまり不満はなかったですし、AirPods Proから対応した「空間オーディオ」も対応するコンテンツが少な過ぎるとはいえ、より良い感じに聞けたのでそれもまあ良かったです。
が
逆に言うと、それ以外が駄目、というか「何故この仕様で発売したの?」という部分が多過ぎるように感じました。ざっと列挙すると、
・重さと重量バランス
・ポータブルを称するにも関わらず折り畳み機構がない
・実用性に欠けるカバー
・油断するとハウジング同士ぶつけてしまう形状
・ワイヤレス充電非対応(or充電端子の仕様)
・「外部音取り込み」モードで高めの音が妙に耳につく
といったところです。
まず重さについてですが、比較したDT1990PROとそう大きく違わないにも関わらず、手に持った時、装着した時共に何故か「よりずっしり」したものに感じられました。
恐らくこれは、DT1990PROと違い大半の重量がハウジング部分に集中しているせいかと思います。技術的に何とかできるものかは分かりませんが、何とかして欲しかったところです。
次に折り畳み機構についてですが「コレは室内専用だ」という事ならいいのですが、関係者のインタビューを聞くにそうではないようです。そうなってくると前述MDR-1000Xライクにしっかり折りたたまれてフットプリントが半分程度になるとか、その上で「ヘッドホン全体をちゃんと保護する」カバーがつくべきかと思います。
さらにそのカバーについては、切り欠きが多過ぎる上にハウジングまわりしか覆わないので保護のためのケースとしてはあまり役にたちません。充電用の切り欠きもカバーが単なる1枚の素材を切り抜いたものなので、きっちりヘッドホン本体をおさめないと位置がずれがちですし、個々人の頭のサイズに合わせて調整した状態だと合いません。
また唯一の救いとして磁石が仕込まれていてカバーにいれると即座に低電力モードになる、という仕様があったのですが、5分放置すればカバーにいれなくても低電力モードになるようなので、となるとその点でも「要るかな……?」という気がします。(低電力モード移行後さらに低電力なモードに移行するまでの時間がカバーにいれないと3倍になる、という違いはあるようですが)
ワイヤレス充電に対応は技術的に難しい等あるのかもしれませんが、ならばせめてもう端子はlightningじゃなくてもよかったんでは……とも思いました。iPhoneと共に持ち歩くという想定ならまあよいのかもしれないですが、大きく重いので個人的には持ち歩く事はないから、というのもあります。
油断すると「コツン」とハウジング同士がぶつかる形状デザインは、ハウジング部がアルミ合金だけに何か配慮が欲しかったな……というところです。
あとここまで書いた難と毛色が違うところで「え……」と感じたのは、AirPods Proだとものすごく自然に感じられた外部音取り込みモードで一部の音域や種類の音が「妙にカサカサと耳障りに聞こえる」ように感じられたところです。
ただこれについては、AirPods Proでも以前と違い似た感じになっているような(気がする)ので、アップデートの関係で変わった可能性もあります。であれば戻して欲しいところです。
といったところで。
だらだらと書いてしまいましたが、個人的には上記のような問題に加えて7万円近い価格がありますので、初代AirPodsやAirPods Proの時のように「他メーカーの似た製品より高いけどその分良いから!」「iOS端末ユーザーだとすごく使い勝手いいから!」というようなノリでおすすめできる製品ではないな、というのが素直な感想です。
初代iPadに対するiPad2のようなノリで大きな仕様変更が入って完成度の上がった2世代目が発売されるのかもしれませんが、自分としては音質面での使い勝手の良さ(=何聞いてもまあまあいい感じに聞ける)は良いと思うので、自宅用のBluetooth接続ヘッドホンとしてノンビリ使っていこうかと思います……
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