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SONY Hi-MDウォークマン MZ-RH1(MD資産継承) [オーディオ]

 時間ある時にやるしか。

 この休みは全く外出の予定がないので「何か普段できない時間かかる事でもするか」と引っ張り出したのが、ソニー最後のMDウォークマンであるところのMZ-RH1であった。

 やろうとしたのは、過去のMD資産を、今時のDAPでも聞けるようにデータ化するという作業で、MZ-RH1の目玉の機能のひとつであった。

 「購入からかなり時間経ってるが、Windows7に対応してくれてるのだろうか」と不安に思いながら調べたところと、最新バージョンの楽曲管理ソフトでは対応しているようだったので、インストールし、既にデータになってるものは除外しつつ、まためぼしいものをぴっくあっぷしつつ作業を始める事となった。

 「ラベル」をちゃんと貼付していないディスクが結構な枚数あり、当初はそれらは無視しようとしたのだが「いやもう今やらないと永遠にやらんだろう」と考え直し、トライ。結果予定よりもかなり時間を喰う事に。

 ディスクからの吸出しだけなら実はかなり安楽だったりするのだが、実のところそれでできるのは、ソニー謹製フォーマットであるATRACのファイルと、そこからさらに変換かけてできるWAVファイルだけだ。
 ATRACのファイルには基本的に曲情報やジャケット写真を自動で付与してくれるのだが、まあうまくいかないものもあってそれらはさらに付与のための作業が必要となる。
 ATRACのファイルをそのまま使うだけならまだそれで済むが、ATRAC形式が使えるのはウォークマンだけなので、自分のようにiPhoneだったりその他スマフォだったりを使っている場合は素のWAVからAACなりmp3なりに変換し、さらに曲情報その他を付与するという気の遠くなる作業が……

 で「なんとかATRACから(曲情報くらいついた状態で)変換できないのか?」と探したところ、何とソニー公式のATRAC→mp3変換ツールがあった。何故かアメリカのサイトにしかなかったのは、大人の事情なんであろうか……

 MP3 Convertion Tool (SONY eSupport USA)

 使ってみると分かるのだが、このツール、インストール画面から実際の変換作業のための設定画面に至るまで、全てちゃんと日本語対応がなされている。大人の事情、酷いな……
 ともあれ、ツールを使い変換したいATRACファイルを保存したフォルダを指定したらあとは待つだけ。自分の場合は15~20分ほどで変換作業は完了した。
 指定したフォルダに「ミュージシャン名→アルバム名→楽曲ファイル」という階層構造でデータが出来上がった。

 これを不安な気持ちを抱きつつMacBookProの方へ移動。結果としては素のWAVからAACに変換し、さらに各種情報をほぼ手動で埋め込んでいくよりはだいぶ楽であったが、それでも一手間必要であった。

 具体的にはまず、ジャケット情報がこない。が、iTunesに取り込んだ段階でiTunes側でつけてくれるものにはつくので、こぼれたものを手動で、といったところだ。
 今回取り込んだアルバム枚数がそんなに多くなかった(20枚程度)自分の場合これはまだたいした手間ではなかった。

 時間がかかったのが、曲タイトル等はちゃんとくるのだが、何故か「曲順」の情報が吹っ飛ぶアルバムが結構あった事。これについては完全に手動で順番を指定する必要があるのだが、先のATRAC→mp3コンバーターでファイル名をアタマに曲順連番を振るように設定していればファイル名を見ながら、そうでなければリアルCDのジャケットを見るかネット調べながら……という事になる。これでかなり時間を喰った。

 ともあれこれで変換作業は完了。そこからさらにiPhone4、NewiPadあたりへとファイルをシンクロする作業があったが、それはまあ割愛。

 なんだかんだで2日間ほどべったり時間がかかってしまったが、昔聞いていた曲がまた聞けるってのは良いもので、それを考えるとこの程度の手間はまあ仕方ないだろう。MZ-RH1に吸出しの機能を付与し、さらにATRACから直接mp3に変換するソフトを用意してくれたソニーにも感謝だ。

 てなところがまずネタの一つだったのだが、あまりに長くなってしまったのでもう1つのネタは別エントリにて。



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